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≪ 社民・市政クラブ福岡市議団 幹事長 ≫


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プロフィール

生年月日 1951年10月8日
趣味 フラワーデザイン・落語
好きな言葉 ぬくもり


議会所属委員会・役職

  • 第2委員会(子ども未来局・保健福祉局・教育委員会の主管に属する事項)
  • 議会運営委員会委員外委員
  • 少子・高齢化対策特別委員会委員
  • 九州大学移転対策協議会
  • 福岡市民生委員推薦会委員
  • 福岡市保健福祉審議会委員
  • 福岡市西保健所運営協議会委員
  • 福岡市食育推進会議委員
  • 福岡市社会福祉協議会評議員
  • 福岡県共同募金会福岡市支会常任委員
  • 福岡市人権擁護委員

20010年度の議会活動

□ 第3回福岡市議会定例会 (6月15日〜23日)

○ 「福岡市学校給食センターの再整備」について

 市教育委員会は、公立中学校と知的障がい特別支援学校へ給食を提供している学校給食センターの再整備に向けて、昨年8月より再整備基本構想策定委員会を立ち上げ検討してきた。本6月議会第2委員会で、策定委員会検討報告が出される予定だが、その検討内容が、効率性を理由に給食調理を含めその運営が民間委託(PFI方式)となる動きや、長年にわたって要求してきた特別支援学校の自校方式がなんら検討されていないことなどから、問題点を指摘し、効率性を理由に人件費の抑制をすべきではないこと、安心・安全な給食の提供や子どもの発達の観点からの給食の提供を求めた。

(質問)学校給食センターは、現在市内に4カ所ありますが、その経過年数と配食数について尋ねる。

(答弁)
  調理開始からの経過年数及び配食数は、那の津が36年約9,400食、有田支所が36年約9,700食、柳瀬支所が35年約9,900食、箱崎支所が27年約9,400食となっている。全体での配食数は、およそ3万8,400食。

(質問)特別支援学校においては、7校のうち肢体不自由特別支援学校2校を除く、知的障がい特別支援学校5校に、小学部1年生から高等部3年生までセンターから給食が配食されているが、児童・生徒の中には、粗みじんやペースト状のような刻み加工が必要な子どももいる。
  知的障がい特別支援学校への提供はいつからで、それはどんな経緯でそうなったのか、また、現在、特別支援学校の給食は調理に際してどのような配慮がなされているのか。

(答弁)知的障がい特別支援学校への給食提供の経緯等については、昭和50年から順次センター方式での提供を行っているが、具体的には、福岡中央及び東福岡は、近隣の小学校で調理し、配送していたものを昭和50年11月から、若久は、近隣の児童福祉施設で調理し配送していたものを昭和54年4月から、同時期に設置された生の松原は開校時から、屋形原は、隣接の病院で提供していたものを平成20年4月の知的障害施設新設に伴い、センター方式で提供している。

  また、知的障がい特別支援学校給食の調理については、咀嚼(噛み砕き)や、嚥下(飲み込み)をしやすくするため、魚は骨がないものを使用するなど食材料の変更を行い、辛味を抑えるなど調理上の工夫を行っている。さらに学校では、一部の児童・生徒に対して、刻みなどの加工を行っている。

(質問)学校給食センターの再整備が必要と考える根拠は。

(答弁)給食センターは4ヶ所とも施設設備の老朽化が進行し、給食停止につながる危険性が増大していることから、早急な改善が必要なこと、学校給食法に定める「学校給食衛生管理基準」に基づく衛生管理事項が遵守できていないこと、アレルギー対応食の提供や個別食器への改善ができていないこと、知的障がい特別支援学校では、現在学校で一部加工処理を行っていること、などの課題に対応するため、再整備が必要と考えている。

(質問)昨年8月から3月までに6回の策定委員会が開催されているが、この間、委員会ではどんな検討を重ねてきたのか。

(答弁)基本構想策定委員会での検討内容については、第1回において、給食センターの現状等について、第2回において、施設内容の基本方針や、配送計画による給食センターの配置数及び着手エリア検討等について、第3回において、給食センター事業において本市が担う基本的役割及び機能等について、第4回において、事業手法の検討等について、第5回において、PFIを含む事業手法、運営体制の検討等について、第6回において最終報告案について、検討してきた。

(質問)12月に出された中間報告では、給食センター施設は3施設が望ましいとされ、移転新築案が報告されたが、センターの再整備に当たって、アセットマネジメントの視点で検討はされているのか。

(答弁)現行施設の改修や現在地活用といったアセットマネジメントの視点については、学校給食衛生管理基準に適合させる観点から検討を行ったところ、現行の4センターをすべて現地で改築したとすると、作業ごとでの部屋分けや、動線の整理が必要となること等から、1食当たりの必要面積が増加することにより、現在のセンターの敷地面積では、必要な調理食数の半数程度しか確保できなくなり、残りの食数につきましては新たな場所での施設新設により対応する必要がある。

 また、施設の改修では、施設設備が老朽化しており、長期間使用が困難なことなどから、移転新築によることが望ましいと考えている。

(質問)これまでにも、給食環境の整備として、アレルギー対応食や個別食器の要望が出されてきたが、委員会ではどのような意見が出されているのか。

(答弁)アレルギー対応食や個別食器についての策定委員会の意見については、食育推進やおいしい給食の観点から、センター再整備の基本方針として、専用調理室を設置し、アレルギー対応食を実施すること、また、個別食器を導入することという意見をいただいている。

(質問)委員会では、給食センターの事業手法、運営体制について、従来方式に加えPFI方式の検討も行ってるが、PFIによる事業手法については、委員からどのような意見が出されたのか。

(答弁)PFIによる事業手法については、策定委員会において、@安全、安心でおいしい給食の安定供給やA事業の効率化、B財政負担の長期平準化といった観点に沿って、主な事業手法の検討がなされた結果、全国的にもセンター既往事例が円滑に行われていることなどから、PFIによる事業手法には優位性があると思われる、といった意見をいただいている。

(質問)特別支援学校の給食については、過去、おでんのこんにゃくをのどに詰まらせるという痛ましい事故が起こったが、保護者や学校現場からは、子どもたちの発達の観点からも長年自校方式を求めてきた経緯がある。
  委員会において、支援学校の対応についてこれまでどのような意見が出されたのか。

(答弁)専用の献立を専用のラインで調理することや、咀嚼や嚥下などが困難な児童や生徒に対する、刻み加工など個別の対応を、センターにおいて行うなど、知的障がい特別支援学校へのよりきめ細かなサービスの提供について特段の配慮が必要という意見をいただいている。

(質問)1971(昭和46)年ごろ本市において、中学校給食の実施検討をした際に、委託方式に対する給食内容の低下の懸念等を含めて直営方式が望ましく、それが難しい場合は、公益法人にすべきという意見もあったと聞いている。市は、効率性や運営の弾力性、民間技術導入による円滑化の観点から総合的に判断し、1973年に財団法人福岡市学校給食公社を設立し、中学校の完全給食を開始した経緯がある。
  センターの再整備に当たって、PFI手法による再整備案が高い評価を得ているようだが、事業手法は今後の公社のあり方と密接不可分であると考える。
  37年間の実績を持つ給食公社の今後のあり方、任務についてどう考えているのか。

(答弁)財団法人福岡市学校給食公社の今後のあり方や任務については、現在、公社は物資の選定、調達、検査及び調理等を行っており、安全・安心な給食を安定的に提供するなど、一定の実績や成果があるものと考えている。

 公社においては、社会環境の変化や給食センター再整備に伴い、事業の見直しを行っていく必要から、将来に向けた経営内容や組織体制などのあり方及び方向性等について、中期経営計画の策定に着手し、平成22年度末を目途に策定すると聞いている。本市としては、その動向を注視していきたいと考えている。

(質問)新センターは、高度な衛生管理を保つために、従来のウェット方式からドライ方式に変わると聞いている。そのことによって大幅な調理人員の増が見込まれることになるが、中間報告には、センターの基本的役割及び機能の一つに、効率性として、「行政改革プランを踏まえた、市民の理解が得られるコストでの運営体制」とある。そこに見えてくるのは人件費の抑制。
  多くの職員を低コストで採用するということは、民間業者にしろ、給食公社にしろ賃金の抑制や非常勤職員の大量採用につながる懸念がある。
  仙台市の学校給食センターは、4か所の直営方式と2か所のPFI方式で運営をされているが、PFI方式導入のセンターでは、栄養士や調理員など職員の入れ替わりが多いと聞く。策定委員会でも、「人件費の削減でVFMを向上させるという想定は基本的に避けるべきではないか」という意見も出されている。
  ワーキングプアが社会問題となっている昨今、効率性を理由に人件費の抑制はすべきでないと考える。
  特別支援学校においては、咀嚼や嚥下など児童・生徒の障がいの状況により、一人一人調理状態が異なり、自校方式が望ましいことは再三述べてきた。この間、保護者・学校現場の声で、肢体不自由児特別支援学校である南福岡特別支援学校と今津特別支援学校の2校が1996年、1999年と順次センター方式から自校方式に変更されたが、知的障がい特別支援学校の子どもたちは、加工調理の必要な子どもが少ないという理由から、センター給食が継続されてきた。刻み加工が必要な児童・生徒に対しては、教室で担任や専科教員が刻み加工せざるを得ないという状況が長年続いてきている。
 給食調理員は、定期的な健康診断や日常的な消毒など、厳しい衛生管理のもとで調理を行われているが、教室で担任による2次調理とも言える刻み加工が長年にわたって黙視されてきたことに疑問を抱かざるを得ない。
 今回、この質問を行うにあたって、市内7校の特別支援学校の教職員112人の協力を得てアンケート調査を行なった。その内容は、給食の温かさはどうか、給食指導の時間は余裕を持ってとれているか、刻み加工の必要な児童・生徒はいるか、過去給食時間中に心配になったことはなかったか、そして最後に、給食は自校方式がいいか、従来方式でいいか等を問うものである。
  その結果、給食の温かさについては約59%が、そして、給食指導の時間については約66%がちょうどよいと答えている。しかし、34%は、「ゆっくり食べる子にとっては時間が足りない」と訴え、中には「全介助の子どもがいて時間が不足している。自分が食べる時間がない」という教職員もいる。また、今回の調査で、刻み加工などが必要な児童・生徒は、知的障がい特別支援学校に20人ほどいることが分かった。しかし、これは112人の教職員から寄せられた人数であることから実態はこの限りではないと思われる。また、加工の状態は、「はさみでカットする」から、「細かく刻む、一口大にする、小皿に分ける」など、一人一人の発達段階に応じて配慮している学校現場の様子がわかった。重ねて、給食時間中に心配だったこととして、「魚の小骨が心配」「丸飲みする子どもがいて、ハンバーグをのどに詰まらせた」「白玉だんごがかみ切れず、のみ込んだが心配だった」「コンニャクが心配」「長い麺の嚥下の際に誤嚥の危険を感じたことがある」「アレルギーへの対応」など、調理法や食材による不安を抱えながら給食指導をしていることも分かった。そして、その結果、約80%の教職員が「自校方式がいい」と答えている。
  特別支援学校が義務化されて32年目となるが、この間、障がいを持つ子どもたちが「おいしく、安心して食べる権利」は保障されてこなかったと言っても過言ではない。むしろ放置されてきたと言ってもいい。
  知的障がい特別支援学校でも近年、障がいが重複化してきている中で、そしゃくや嚥下に課題を持つ子どもも少なくない。
  食育という観点からも、子どもの発達の視点からも、給食調理の匂いは子どもの五感を刺激し、教育効果は高いと確信する。今後、大規模改修の時期を迎える特別支援学校もある。その時期をとらまえて給食室の確保をするなど、順次自校方式の実現に向けた方策をとるなど、再整備を契機に、すべての特別支援学校で自校方式に切りかえるべきと考えるが。

(答弁)知的障がい特別支援学校の単独校方式への切りかえについては、給食室建設の敷地の確保や、調理設備費用の面で課題が大きいことなどを総合的に勘案し、センター方式を今後とも継続したいと考えている。

 なお、再整備にあたりましては、策定委員会の意見も踏まえ、知的障がい特別支援学校への、よりきめ細かなサービスの提供について、特段の配慮を行っていきたいと考えているので、ご理解をお願いしたい。

(質問)建てかえを機に、よりいい給食センターにしていこうという気持ちは同じ。しかし、再整備の基本方針が、低賃金でいかに安く運営・維持するかなど、効率性が第一になっている感は否めない。今後、基本構想の策定にあたっては、給食物資の調達・検査業務や献立作成など、食材の安全性確保、給食の質を高めることを含め、センターの事業手法などについても、学校現場や保護者・市民の声を広くしっかりと受けとめるべきと考える。教育長のご所見を。

(答弁)センター再整備にあたっての、学校現場や保護者等からの声を、しっかりと受けとめるべきという御指摘については、食材の安全性の確保を重点に、給食の質的向上や、事業手法についても、今後さまざまな観点から検討する必要があると認識している。

 検討にあたっては、保護者代表や学校現場等から成る外部委員会を設置し、御意見を伺いながら進めてまいりたいと考えている。

○ 「本市における口蹄疫対策」について

 口蹄疫対策においては、5月17日に総理大臣を本部長とする国の口蹄疫防疫対策本部が立ち上がり、現地では農林水産副大臣を本部長とする現地対策本部が設置された。えびの市では6月4日に移動制限などが解除されたが、最も発生件数が多い川南町など宮崎県東部だけでなく、10日には国内最大級の畜産地帯である都城市で感染が確認され、さらに、宮崎市と日向市でも初めて感染の疑いがある家畜が見つかっている。鎮静化の兆しがあった最中の「飛び火」感染に農家など関係者に大きな衝撃を与えている。本市においても全庁的な取り組みが求められることから、その対策について質問した。

(質問)福岡県及び福岡市においても全庁的な取り組みが必要と考えるが、対策本部の設置はどのようになっているのか。

(答弁)福岡市におきましては、5月12日に関係4局の課長による連絡会議を設置し、口蹄疫に関する情報収集や情報交換に努めてきた。

 5月25日に危機管理監である高田副市長を本部長として、口蹄疫防疫対策本部を設置している。

 組織編成については、本部長以下、市民局、保健福祉局、農林水産局、住宅都市局など10の関係局・区・室長を構成員とする本部会議と、関係部課長を構成員とする幹事会議をもって組織しており、口蹄疫の予防措置、市民への情報提供等について対応を行っている。

 また、今後の状況をふまえ、必要に応じて全市的組織に拡充して、迅速な対策を実施することとしている。

 なお、福岡県においては、5月21日に知事を本部長とする口蹄疫防疫対策本部が設置され、全県的な対応がなされている。

(質問)本市内における偶蹄類家畜の飼養状況について尋ねる。

(答弁)本市における偶蹄類家畜の飼養状況については、本年2月1日現在、畜産農家23戸及び本市が運営する2カ所の公共育成牧場に、乳用牛1,055頭、肉用牛502頭、豚321頭、合計1,878頭の家畜が飼養されている。

(質問)飼養農家へはこの間どのような対策を講じてきたのか。

(答弁)飼養農家に対しては、5月12日より消毒剤として本市から消石灰を全畜産農家に配付し、畜舎周辺の消毒を実施している。

 このほか、福岡県においては、5月18日に全畜産農家に対して家畜伝染病予防法に基づく消毒を命じ、6月18日までの毎週消毒を行うよう指示されている。さらに、農協等においても消毒剤を配付て感染予防に努めている。

 油山牧場等の公共育成牧場においては、消毒マットの設置による入場車両の消毒、家畜舎周辺への消石灰の散布、入場者と家畜との直接の接触を休止するなどの予防的な防疫措置を実施している。

(質問)口蹄疫に対する正しい認識不足から、宮崎県産の牛肉が多量に返品されたり、「本店は宮崎牛を扱っていません」などの風評被害が聞かれた。口蹄疫に対する正しい情報が重要だと考えるが、市民への情報の周知はどのように行っているのか。

(答弁)本市においては、市民に対して口蹄疫に対する正確な情報を伝えることがまず重要であると考え、関係部局で所管業務について相談を受け付けるほか、本市で策定した「Q&A」などを使った相談対応を行っており、また「Q&A」などの口蹄疫に関する情報をホームページに掲載するなどして、市民への情報提供を行っている。

 今後とも市民への的確な情報の提供に努めていく。

(質問)宮崎の畜産農家、関係者の方々が置かれている苦境は、言葉にできないほどの状況にある。農家だけでなく、周辺の商店やその他の事業への影響など、地域の住民生活への影響も非常に大きいものがあり、一日も早い収束を願わずにはいられない
 福岡においても万全な防疫対策を強く要望する。市長のご所見を。

(答弁)宮崎における口蹄疫の発生拡大により、畜産農家のみならず、他の産業活動、市民生活への影響が日増しに大きくなってきており、本市としても大変危惧している。本市においては、飼養農家などへの予防措置に万全を期することは当然であるが、更に、市民と動物が触れ合う動物園などの施設の防疫対策を強化することや食肉市場での全頭家畜衛生検査を着実に実施することなどにより、口蹄疫の予防に努めていく。

 さらに、風評被害を防止する観点から市民への正確な情報提供が重要であるため、積極的な広報に努めていく。

 今後とも、県と十分な連携をとりながら、万全の体制をもって拡大防止、防疫措置を講じていく。

 


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