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≪ 社民・市政クラブ福岡市議団 幹事長 ≫


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プロフィール

生年月日 1951年10月8日
趣味 フラワーデザイン・落語
好きな言葉 ぬくもり


議会所属委員会・役職

  • 第2委員会(子ども未来局・保健福祉局・教育委員会の主管に属する事項)
  • 議会運営委員会委員外委員
  • 少子・高齢化対策特別委員会委員
  • 九州大学移転対策協議会
  • 福岡市民生委員推薦会委員
  • 福岡市保健福祉審議会委員
  • 福岡市西保健所運営協議会委員
  • 福岡市食育推進会議委員
  • 福岡市社会福祉協議会評議員
  • 福岡県共同募金会福岡市支会常任委員
  • 福岡市人権擁護委員

20010年度の議会活動

□ 第3回福岡市議会定例会 (6月15日〜23日)

○ 「福岡市学校給食センターの再整備」について

 市教育委員会は、公立中学校と知的障がい特別支援学校へ給食を提供している学校給食センターの再整備に向けて、昨年8月より再整備基本構想策定委員会を立ち上げ検討してきた。本6月議会第2委員会で、策定委員会検討報告が出される予定だが、その検討内容が、効率性を理由に給食調理を含めその運営が民間委託(PFI方式)となる動きや、長年にわたって要求してきた特別支援学校の自校方式がなんら検討されていないことなどから、問題点を指摘し、効率性を理由に人件費の抑制をすべきではないこと、安心・安全な給食の提供や子どもの発達の観点からの給食の提供を求めた。

(質問)学校給食センターは、現在市内に4カ所ありますが、その経過年数と配食数について尋ねる。

(答弁)
調理開始からの経過年数及び配食数は、那の津が36年約9,400食、有田支所が36年約9,700食、柳瀬支所が35年約9,900食、箱崎支所が27年約9,400食となっている。全体での配食数は、およそ3万8,400食。

(質問)特別支援学校においては、7校のうち肢体不自由特別支援学校2校を除く、知的障がい特別支援学校5校に、小学部1年生から高等部3年生までセンターから給食が配食されているが、児童・生徒の中には、粗みじんやペースト状のような刻み加工が必要な子どももいる。
知的障がい特別支援学校への提供はいつからで、それはどんな経緯でそうなったのか、また、現在、特別支援学校の給食は調理に際してどのような配慮がなされているのか。

(答弁)知的障がい特別支援学校への給食提供の経緯等については、昭和50年から順次センター方式での提供を行っているが、具体的には、福岡中央及び東福岡は、近隣の小学校で調理し、配送していたものを昭和50年11月から、若久は、近隣の児童福祉施設で調理し配送していたものを昭和54年4月から、同時期に設置された生の松原は開校時から、屋形原は、隣接の病院で提供していたものを平成20年4月の知的障害施設新設に伴い、センター方式で提供している。

  また、知的障がい特別支援学校給食の調理については、咀嚼(噛み砕き)や、嚥下(飲み込み)をしやすくするため、魚は骨がないものを使用するなど食材料の変更を行い、辛味を抑えるなど調理上の工夫を行っている。さらに学校では、一部の児童・生徒に対して、刻みなどの加工を行っている。

(質問)学校給食センターの再整備が必要と考える根拠は。

(答弁)給食センターは4ヶ所とも施設設備の老朽化が進行し、給食停止につながる危険性が増大していることから、早急な改善が必要なこと、学校給食法に定める「学校給食衛生管理基準」に基づく衛生管理事項が遵守できていないこと、アレルギー対応食の提供や個別食器への改善ができていないこと、知的障がい特別支援学校では、現在学校で一部加工処理を行っていること、などの課題に対応するため、再整備が必要と考えている。

(質問)昨年8月から3月までに6回の策定委員会が開催されているが、この間、委員会ではどんな検討を重ねてきたのか。

(答弁)基本構想策定委員会での検討内容については、第1回において、給食センターの現状等について、第2回において、施設内容の基本方針や、配送計画による給食センターの配置数及び着手エリア検討等について、第3回において、給食センター事業において本市が担う基本的役割及び機能等について、第4回において、事業手法の検討等について、第5回において、PFIを含む事業手法、運営体制の検討等について、第6回において最終報告案について、検討してきた。

(質問)12月に出された中間報告では、給食センター施設は3施設が望ましいとされ、移転新築案が報告されたが、センターの再整備に当たって、アセットマネジメントの視点で検討はされているのか。

(答弁)現行施設の改修や現在地活用といったアセットマネジメントの視点については、学校給食衛生管理基準に適合させる観点から検討を行ったところ、現行の4センターをすべて現地で改築したとすると、作業ごとでの部屋分けや、動線の整理が必要となること等から、1食当たりの必要面積が増加することにより、現在のセンターの敷地面積では、必要な調理食数の半数程度しか確保できなくなり、残りの食数につきましては新たな場所での施設新設により対応する必要がある。

 また、施設の改修では、施設設備が老朽化しており、長期間使用が困難なことなどから、移転新築によることが望ましいと考えている。

(質問)これまでにも、給食環境の整備として、アレルギー対応食や個別食器の要望が出されてきたが、委員会ではどのような意見が出されているのか。

(答弁)アレルギー対応食や個別食器についての策定委員会の意見については、食育推進やおいしい給食の観点から、センター再整備の基本方針として、専用調理室を設置し、アレルギー対応食を実施すること、また、個別食器を導入することという意見をいただいている。

(質問)委員会では、給食センターの事業手法、運営体制について、従来方式に加えPFI方式の検討も行ってるが、PFIによる事業手法については、委員からどのような意見が出されたのか。

(答弁)PFIによる事業手法については、策定委員会において、@安全、安心でおいしい給食の安定供給やA事業の効率化、B財政負担の長期平準化といった観点に沿って、主な事業手法の検討がなされた結果、全国的にもセンター既往事例が円滑に行われていることなどから、PFIによる事業手法には優位性があると思われる、といった意見をいただいている。

(質問)特別支援学校の給食については、過去、おでんのこんにゃくをのどに詰まらせるという痛ましい事故が起こったが、保護者や学校現場からは、子どもたちの発達の観点からも長年自校方式を求めてきた経緯がある。
  委員会において、支援学校の対応についてこれまでどのような意見が出されたのか。

(答弁)専用の献立を専用のラインで調理することや、咀嚼や嚥下などが困難な児童や生徒に対する、刻み加工など個別の対応を、センターにおいて行うなど、知的障がい特別支援学校へのよりきめ細かなサービスの提供について特段の配慮が必要という意見をいただいている。

(質問)1971(昭和46)年ごろ本市において、中学校給食の実施検討をした際に、委託方式に対する給食内容の低下の懸念等を含めて直営方式が望ましく、それが難しい場合は、公益法人にすべきという意見もあったと聞いている。市は、効率性や運営の弾力性、民間技術導入による円滑化の観点から総合的に判断し、1973年に財団法人福岡市学校給食公社を設立し、中学校の完全給食を開始した経緯がある。
センターの再整備に当たって、PFI手法による再整備案が高い評価を得ているようだが、事業手法は今後の公社のあり方と密接不可分であると考える。
  37年間の実績を持つ給食公社の今後のあり方、任務についてどう考えているのか。

(答弁)財団法人福岡市学校給食公社の今後のあり方や任務については、現在、公社は物資の選定、調達、検査及び調理等を行っており、安全・安心な給食を安定的に提供するなど、一定の実績や成果があるものと考えている。

 公社においては、社会環境の変化や給食センター再整備に伴い、事業の見直しを行っていく必要から、将来に向けた経営内容や組織体制などのあり方及び方向性等について、中期経営計画の策定に着手し、平成22年度末を目途に策定すると聞いている。本市としては、その動向を注視していきたいと考えている。

(質問)新センターは、高度な衛生管理を保つために、従来のウェット方式からドライ方式に変わると聞いている。そのことによって大幅な調理人員の増が見込まれることになるが、中間報告には、センターの基本的役割及び機能の一つに、効率性として、「行政改革プランを踏まえた、市民の理解が得られるコストでの運営体制」とある。そこに見えてくるのは人件費の抑制。
  多くの職員を低コストで採用するということは、民間業者にしろ、給食公社にしろ賃金の抑制や非常勤職員の大量採用につながる懸念がある。
  仙台市の学校給食センターは、4か所の直営方式と2か所のPFI方式で運営をされているが、PFI方式導入のセンターでは、栄養士や調理員など職員の入れ替わりが多いと聞く。策定委員会でも、「人件費の削減でVFMを向上させるという想定は基本的に避けるべきではないか」という意見も出されている。
  ワーキングプアが社会問題となっている昨今、効率性を理由に人件費の抑制はすべきでないと考える。
  特別支援学校においては、咀嚼や嚥下など児童・生徒の障がいの状況により、一人一人調理状態が異なり、自校方式が望ましいことは再三述べてきた。この間、保護者・学校現場の声で、肢体不自由児特別支援学校である南福岡特別支援学校と今津特別支援学校の2校が1996年、1999年と順次センター方式から自校方式に変更されたが、知的障がい特別支援学校の子どもたちは、加工調理の必要な子どもが少ないという理由から、センター給食が継続されてきた。刻み加工が必要な児童・生徒に対しては、教室で担任や専科教員が刻み加工せざるを得ないという状況が長年続いてきている。
給食調理員は、定期的な健康診断や日常的な消毒など、厳しい衛生管理のもとで調理を行われているが、教室で担任による2次調理とも言える刻み加工が長年にわたって黙視されてきたことに疑問を抱かざるを得ない。
今回、この質問を行うにあたって、市内7校の特別支援学校の教職員112人の協力を得てアンケート調査を行なった。その内容は、給食の温かさはどうか、給食指導の時間は余裕を持ってとれているか、刻み加工の必要な児童・生徒はいるか、過去給食時間中に心配になったことはなかったか、そして最後に、給食は自校方式がいいか、従来方式でいいか等を問うものである。
  その結果、給食の温かさについては約59%が、そして、給食指導の時間については約66%がちょうどよいと答えている。しかし、34%は、「ゆっくり食べる子にとっては時間が足りない」と訴え、中には「全介助の子どもがいて時間が不足している。自分が食べる時間がない」という教職員もいる。また、今回の調査で、刻み加工などが必要な児童・生徒は、知的障がい特別支援学校に20人ほどいることが分かった。しかし、これは112人の教職員から寄せられた人数であることから実態はこの限りではないと思われる。また、加工の状態は、「はさみでカットする」から、「細かく刻む、一口大にする、小皿に分ける」など、一人一人の発達段階に応じて配慮している学校現場の様子がわかった。重ねて、給食時間中に心配だったこととして、「魚の小骨が心配」「丸飲みする子どもがいて、ハンバーグをのどに詰まらせた」「白玉だんごがかみ切れず、のみ込んだが心配だった」「コンニャクが心配」「長い麺の嚥下の際に誤嚥の危険を感じたことがある」「アレルギーへの対応」など、調理法や食材による不安を抱えながら給食指導をしていることも分かった。そして、その結果、約80%の教職員が「自校方式がいい」と答えている。
  特別支援学校が義務化されて32年目となるが、この間、障がいを持つ子どもたちが「おいしく、安心して食べる権利」は保障されてこなかったと言っても過言ではない。むしろ放置されてきたと言ってもいい。
  知的障がい特別支援学校でも近年、障がいが重複化してきている中で、そしゃくや嚥下に課題を持つ子どもも少なくない。
  食育という観点からも、子どもの発達の視点からも、給食調理の匂いは子どもの五感を刺激し、教育効果は高いと確信する。今後、大規模改修の時期を迎える特別支援学校もある。その時期をとらまえて給食室の確保をするなど、順次自校方式の実現に向けた方策をとるなど、再整備を契機に、すべての特別支援学校で自校方式に切りかえるべきと考えるが。

(答弁)知的障がい特別支援学校の単独校方式への切りかえについては、給食室建設の敷地の確保や、調理設備費用の面で課題が大きいことなどを総合的に勘案し、センター方式を今後とも継続したいと考えている。

 なお、再整備にあたりましては、策定委員会の意見も踏まえ、知的障がい特別支援学校への、よりきめ細かなサービスの提供について、特段の配慮を行っていきたいと考えているので、ご理解をお願いしたい。

(質問)建てかえを機に、よりいい給食センターにしていこうという気持ちは同じ。しかし、再整備の基本方針が、低賃金でいかに安く運営・維持するかなど、効率性が第一になっている感は否めない。今後、基本構想の策定にあたっては、給食物資の調達・検査業務や献立作成など、食材の安全性確保、給食の質を高めることを含め、センターの事業手法などについても、学校現場や保護者・市民の声を広くしっかりと受けとめるべきと考える。教育長のご所見を。

(答弁)センター再整備にあたっての、学校現場や保護者等からの声を、しっかりと受けとめるべきという御指摘については、食材の安全性の確保を重点に、給食の質的向上や、事業手法についても、今後さまざまな観点から検討する必要があると認識している。

 検討にあたっては、保護者代表や学校現場等から成る外部委員会を設置し、御意見を伺いながら進めてまいりたいと考えている。

○ 「本市における口蹄疫対策」について

 口蹄疫対策においては、5月17日に総理大臣を本部長とする国の口蹄疫防疫対策本部が立ち上がり、現地では農林水産副大臣を本部長とする現地対策本部が設置された。えびの市では6月4日に移動制限などが解除されたが、最も発生件数が多い川南町など宮崎県東部だけでなく、10日には国内最大級の畜産地帯である都城市で感染が確認され、さらに、宮崎市と日向市でも初めて感染の疑いがある家畜が見つかっている。鎮静化の兆しがあった最中の「飛び火」感染に農家など関係者に大きな衝撃を与えている。本市においても全庁的な取り組みが求められることから、その対策について質問した。

(質問)福岡県及び福岡市においても全庁的な取り組みが必要と考えるが、対策本部の設置はどのようになっているのか。

(答弁)福岡市におきましては、5月12日に関係4局の課長による連絡会議を設置し、口蹄疫に関する情報収集や情報交換に努めてきた。

 5月25日に危機管理監である高田副市長を本部長として、口蹄疫防疫対策本部を設置している。

 組織編成については、本部長以下、市民局、保健福祉局、農林水産局、住宅都市局など10の関係局・区・室長を構成員とする本部会議と、関係部課長を構成員とする幹事会議をもって組織しており、口蹄疫の予防措置、市民への情報提供等について対応を行っている。

 また、今後の状況をふまえ、必要に応じて全市的組織に拡充して、迅速な対策を実施することとしている。

 なお、福岡県においては、5月21日に知事を本部長とする口蹄疫防疫対策本部が設置され、全県的な対応がなされている。

(質問)本市内における偶蹄類家畜の飼養状況について尋ねる。

(答弁)本市における偶蹄類家畜の飼養状況については、本年2月1日現在、畜産農家23戸及び本市が運営する2カ所の公共育成牧場に、乳用牛1,055頭、肉用牛502頭、豚321頭、合計1,878頭の家畜が飼養されている。

(質問)飼養農家へはこの間どのような対策を講じてきたのか。

(答弁)飼養農家に対しては、5月12日より消毒剤として本市から消石灰を全畜産農家に配付し、畜舎周辺の消毒を実施している。

 このほか、福岡県においては、5月18日に全畜産農家に対して家畜伝染病予防法に基づく消毒を命じ、6月18日までの毎週消毒を行うよう指示されている。さらに、農協等においても消毒剤を配付て感染予防に努めている。

 油山牧場等の公共育成牧場においては、消毒マットの設置による入場車両の消毒、家畜舎周辺への消石灰の散布、入場者と家畜との直接の接触を休止するなどの予防的な防疫措置を実施している。

(質問)口蹄疫に対する正しい認識不足から、宮崎県産の牛肉が多量に返品されたり、「本店は宮崎牛を扱っていません」などの風評被害が聞かれた。口蹄疫に対する正しい情報が重要だと考えるが、市民への情報の周知はどのように行っているのか。

(答弁)本市においては、市民に対して口蹄疫に対する正確な情報を伝えることがまず重要であると考え、関係部局で所管業務について相談を受け付けるほか、本市で策定した「Q&A」などを使った相談対応を行っており、また「Q&A」などの口蹄疫に関する情報をホームページに掲載するなどして、市民への情報提供を行っている。

 今後とも市民への的確な情報の提供に努めていく。

(質問)宮崎の畜産農家、関係者の方々が置かれている苦境は、言葉にできないほどの状況にある。農家だけでなく、周辺の商店やその他の事業への影響など、地域の住民生活への影響も非常に大きいものがあり、一日も早い収束を願わずにはいられない
福岡においても万全な防疫対策を強く要望する。市長のご所見を。

(答弁)宮崎における口蹄疫の発生拡大により、畜産農家のみならず、他の産業活動、市民生活への影響が日増しに大きくなってきており、本市としても大変危惧している。本市においては、飼養農家などへの予防措置に万全を期することは当然であるが、更に、市民と動物が触れ合う動物園などの施設の防疫対策を強化することや食肉市場での全頭家畜衛生検査を着実に実施することなどにより、口蹄疫の予防に努めていく。

 さらに、風評被害を防止する観点から市民への正確な情報提供が重要であるため、積極的な広報に努めていく。

 今後とも、県と十分な連携をとりながら、万全の体制をもって拡大防止、防疫措置を講じていく。

 

□ 第4回福岡市議会定例会 (9月9日〜17日)

「学校事務職員の職務環境の改善」について

 学校事務の専門性を持ち、すべての子どもたちの、豊かな育ちを支援する学校事務職員が学校内で果たす役割は、大変重要です。しかし、2006年度から導入された教育委員会と学校とのOA化によって、事務職員の職務は増大かつ煩雑化しています。さらに、市費事務職員が引き上げられ、その代案として配置されている嘱託職員が今年度で終了となることや、財源不足の名の元に、事務補助といわれる臨時的任用職員の配当日数(勤務時間)が削減される心配があることから、「学校事務職員の職務環境の改善」について質問しました。

(質問) 2006年度より、教育委員会と学校との間に、全庁OAシステムが導入されてから、学校事務職員の業務量が質的・量的に増大してきていると聞くが、その実態は把握されているのか。

(教育長)
全庁OAシステムは、事務の負担軽減やペーパーレス化のために導入したが、まだ学校の全教職員にパソコンが配備されていないことから、現時点では事務処理が煩雑になっていることも考えらる。
学校内の具体的な事務は各学校長の権限で配分するため、個々の学校事務職員の業務内容は、把握していないが、業務削減は、事務職員だけに注目するのではなく、学校全体に目を向け、取り組んでいく。

(質問) 事務負担軽減のために、市教委が見直し努力したことはどういったものか。

(教育長)

 小・中・特別支援学校の校長・事務職員からなる「学校事務支援ワーキンググループ」において、平成21年3月に提言書が策定され、これに基づく「事務改善の推進方針」を教育委員会として、平成22年3月に作成し、給食費の公会計化、文書の簡素化などにより学校現場の負担の軽減を図ったほか、パソコンを全教職員へ年次的に配備することにより、事務処理のあり方を根本的に見直すなどの取り組みを進めている。

(質問) 本市において、県費学校事務職員の定数に対して、職員の配置人数が定数より少なく、事務代理職員の配置となっている学校は何校あるか(いわゆる定数欠)、過去5年間の推移とその理由を示してください。

(教育長)

○事務代理職員の配置
  平成18年度が13校、19年度6校、20年度15校、21年度20校、22年度23校。

○定数欠の理由

 事務代理の発生は、学校事務職員の定数が、学級数等により毎年度変動することから、一定数の欠員の発生はやむを得ないと考えるが、今後とも計画的な採用により欠員の抑制に努める。

(質問) 生活が困窮している要保護や準要保護家庭へのきめ細やかな対応を確保するためには、学校事務職員の定数確保が必要と思われるが、県費により加算して配置される職員の現状はどうなっているか。

(教育長)

 要保護・準要保護児童生徒数150人以上で、かつ全児童生徒の25%以上の学校について、3カ月間の常勤の事務代理職員を配置(平成22年度から)

 平成22年度 対象43校 (小学校27校、中学校16校)

(質問) 2008年度、2009年度に、それまで16学級以上20学級の中学校に配置していた市費事務職員が順次引き揚げられたが、その経緯についてお尋ねる。

(教育長)

 中学校の事務職員は、国の標準法に沿って、県の負担では21学級以上に2名の県費職員、20学級以下には1名を配置している。

 本市においては、それ以外に16〜20学級の中学校に市費負担職員を1名配置してきたが、平成20年4月に13校、21年4月に9校の市費負担職員の配置を終了した。

(質問) 市費臨時的任用職員の職務内容と1年間の雇用予定数である配当日数の現状及び積算の根拠について尋ねる。

(教育長)

 臨時的任用職員については、平成13年度までは給食費徴収事務補助、図書事務補助等の事務ごとに細分化して配当していたが、平成14年度に統合し、学校内事務全般の補助に従事している。
配当日数については、学校規模や就学援助対象児童生徒数を勘案し、各学校ごとに定めている。

(質問) 第7次公立義務教育諸学校教職員標準定数法に基づき、2001年度から2005年度までの5年計画で定数改善が実施され、事務職員については主に学校事務の共同実施を目的とした加配が全国で行われている。共同実施の目的と、本市における共同実施の進捗状況を尋ねる。

(教育長)

 共同実施とは、単独で配属される事務職員をグループ化し、事務の適正化・効率化を図ろうとするもの。平成18年度から市内を27グループに編成し、@給与決定業務の相互確認、A就学援助の確認等をグループ内で行い、事務の平準化や情報の共有化を図っており、本格実施に向けた検討を行っている。

(質問) 校内での事務処理や業務分担については、各学校で行われているようだが、学校事務職員の負担軽減を図るためには実態の把握が必要と考えるが、所見を問う。

(教育長)

 教職員の校務の負担軽減については、各学校長からのヒアリング、学校モニター制度などを通じて学校現場の意見を聴取し、事務改善に向けた実態把握に努めていく。

(質問) 2004年度に各学校の事務室にノートパソコンが整備されたが、全庁OAシステム導入後、庶務事務がネットワーク化され、既存のパソコンでは、性能が劣ったり故障の発生など問題が起こっていると聞く。公務能率向上のためのパソコン環境整備が必要と考えるが、更新の計画はあるのか。

(教育長)

 学校の事務室パソコンについては、平成16年度から17年度にかけて全校に配備しているが、立ち上がりが遅いなど、使用に当たって不都合が目立ち始めたため、今年度から順次更新することとしている。

(質問) 市費事務職員引き揚げの代案として配置されている嘱託職員の配置が、2010年度をもって終了と聞くが、その後の緩和措置はどうするのか。

(教育長)

 これまで当該校で県費負担職員と市費負担職員の2名で行ってきた学校事務について、市費負担事務職員の配置終了後の緩和措置として、平成22年度までは学校事務嘱託員を配置してきたが、22年度をもって終了する。

(質問) 学校図書司書配置校では、臨時的任用職員の配当日数が削減されていると聞く。司書業務の実態として、業務内容は重複しないと考えるが所見を問う。

(教育長)

 臨時的任用職員の配当については、平成13年度まで学校に配置をしていた図書事務補助の業務内容を含んでおり、図書司書と重複する業務内容もあることから、学校司書配置校(60校)は、20日分を減じて配当している。

(質問) 4年目を迎える共同実施が、まだ本格実施への移行がスムーズにできていない理由は何か。

(教育長)

 試行過程において、事務の適正化や若手職員の育成など一定の効果が見られたが、業務の範囲やリーダーの権限などを整備する必要があり、現在検討を進めている。

(質問) 増大かつ複雑化する学校事務に対応するために、嘱託職員の継続配置と臨時的任用職員の配当日数の確保は必要不可欠と考えるが所見を問う。

(教育長)

 学校事務嘱託員は、暫定的な措置であり。平成22年度末に終了する。

 臨時的任用職員の配当日数は、厳しい財政状況の中だが、毎年度の全体の中で確保に努める。

(質問) 県費学校事務職員の積極的な採用を行い、正規事務職員の全校配置をすべきと考えるが所見を問う。

(教育長)

 県費事務職員の採用については、今後の中長期的な見通しのもと、優秀な人材が確保できるよう一定数を採用することにより、欠員の減少を図っていく。

(質問) 要保護、準要保護加配については、3ヶ月間の期限つきではあるが、事務代理職員が配置され、現場は大変喜んでいる。今後、国の標準定数法第9条の規定にのっとった加配定数の実現を県教委に要望すべきと考えるが所見を問う。

(教育長)

 要保護、準要保護に係る加配については、法律が示す標準の配置となるよう、今後とも、県教委に強く要望していく。

(質問) 共同実施の機能強化に向けた条件整備を早急に実現させることが必要と考えるが所見を問う。

(教育長)

 学校事務の負担軽減に向けて、業務の簡素・合理化などとともに、そのあり方の検討を進めていく。

 今後とも、学校現場の実態を踏まえた対応を進め、学校全体の負担軽減に取り組む。

 

□ 平成21年度決算特別委員会 (10月6日〜22日)

○「安心・安全な出産」について

 この間、国は、妊娠による障がいを未然に防ぐために、出産までに14回の妊婦健診を受けることが望ましいとして、自治体に予算の助成を行ない、妊婦健診の実施を促してきましたが、1998(H10)年度から国庫補助金を廃止して一般財源化したことから、全国の自治体によって実施状況にバラツキがあることが指摘されてきました。本市は、2008(H20)年度から、公費負担回数をそれまでの2回から5回に拡充しましたが、2008(H20)年度第2次補正予算で、これまで助成が行われていなかった9回分について、交付税と国庫補助で2年間分の助成を妊婦健康診査支援基金として県に交付したことから、計14回の助成が実現しました。しかし、この制度も今年度をもって終了することから、国の責任において、全国一律の恒久的な公費負担の仕組みを確立するよう国へ働きかけるべきであると意見を述べました。

(質問1) 2009年度から妊婦健診の助成回数が14回に拡充されたが、過去5年間の助成回数と妊婦健診延べ受診者数は何人か。

(保健福祉局長)

  • 妊婦健診の助成回数及び延べ受診者数は、平成17年度が2回、25,736人、平成18年度が2回、26,610人、平成19年度が2回、27,882人、平成20年度が5回、76,891人、平成21年度が172,052人。

(質問2) 2009年(H21)年度事業費の決算額の総額と、そのうち県助成はいくらか。

(保健福祉局長)

  • 平成21年度決算額は、歳出が12億3,387万円余、歳入が3億7,514万円余。
  • 歳入のうち福岡県妊婦健康診査支援基金の金額は、3億7,511万円余。

(質問3) 妊婦健診の助成回数を14回に拡充した効果として、どのようなことが挙げられるか。

(保健福祉局長)

  • 妊婦健診の助成回数を21年度に拡充したことにより、妊娠11週以内の妊娠届出数の割合が、平成20年度の45%から79%に大幅に増加する効果が出ている。

(質問4) 飛び込み出産者数の過去5年間の推移とその原因について尋ねる。

(保健福祉局長)

  • 飛び込み出産など、出産後に母子健康手帳を交付した件数は、平成17年度45件、平成18年度35件、平成19年度52件、平成20年度46件、平成21年度49件で、妊娠届出数の0.3%前後で推移。
  • また、出産後に母子健康手帳の交付を受けた方の状況を厚生労働省が行った調査で見ると、経済的理由、望まない妊娠などが挙げられている。

(質問5) 妊婦健診9回分の助成については、国が2年間の時限施策としていたことから、計画では今年度で終了となるが、現在のような経済的に不安な社会の中において、引き続き継続することを政府へ働きかけるべきと考えるが所見を。

(保健福祉局長)

  • 妊婦健診の助成に対する国の財政措置につきましては、平成23年度以後も継続するよう全国市長会等を通じて要望している。
  • なお、平成22年10月8日に閣議決定された「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」には、平成23年度も妊婦健診に対する公費助成が継続できるように基金を積み増すことが盛り込まれている。

(質問6) 生活不安や、労働環境が改善されない社会で、子ども手当てや高校授業料の実質無料化など子育て支援策は、一歩ずつ進んでいるが、安心・安全な妊娠・出産の支援策についてはまだまだ不十分と言わざるを得ない。政府が10月8日に閣議決定した追加経済対策に、妊婦健診への公費助成の1年間延長が盛り込まれたが、安心・安全な妊娠・出産のために、妊婦健診の費用は、国の責任において、全国一律の恒久的な公費負担の仕組みを確立するよう国へ働きかけるべきと考えるが所見を。

(保健福祉局長)

  • 妊婦健診の助成については、国の責任において財源を確保するとともに、全国一律の恒久的な制度により実施すべきものであると考えており、今後とも機会を捉えて国に要望する。

○「小規模校の課題」について

 少子化で児童生徒数が減る中、教育委員会は、学校の統合や通学区域の変更等、学校規模の適正化に向けて、保護者や地域と度重なる説明会や意見交換を行うなど、合意形成に向けて大変尽力しています。しかし、長年にわたって形成された地域コミュニティを再編する作業は、並大抵のものではありません。私は、小規模校の問題は、教育委員会だけの問題ではなく地域コミュニティの核として、さらに、子育てに適した住宅・居住環境の確保など、地域づくりの観点からも検討が必要ではないかと考え、市営住宅再整備の観点からも質問しました。

(質問1) 本市においても、学校規模が二極化し、小規模校の学校や大規模校の学校では、その学校規模に起因する様々な教育上の課題によって、教育環境に不均衡が生じていると思いますが、学校規模の現状はどうなっているのか。

(教育長)

  • 本市では、少子化の傾向により、長期的に児童生徒数が減少し、全市的に学校の小規模化が進行していく。一方、住宅の立地条件が良く、住宅開発が進行する地域では、児童生徒数が増加し、大規模化する学校も存在。適正な学校規模(12〜24学級)に満たない学校は、小規模校では、43校(全体の2割)大規模校では、23校(全体の約1割)

(質問2) 学校の小規模化が著しいのはどのような地域か。

(教育長)

  • 天神地区や博多駅地区などの都心部で、子育て世帯の流出が進行する地域。
  • 市街化調整区域を多く含み、少子高齢化が進行する地域。
  • 昭和40年代、50年代の人口急増期に公営の大型団地が開発され、高齢化が進行している地域。

(質問3) 公営の大型団地が校区の大半を占める小学校区は、何校区あるのか。また、その校区の15歳未満の学齢人口について、直近10年の推移はどうなっているか。

(教育長)

お尋ねの小学校区は、城浜小・福浜小・有住小・壱岐東小の4校区である。各校区の15歳未満の学齢人口の推移(各年9月現在)は以下の通り。

  • 城浜校区 H11 918人 → H21 412人(約55%減)
  • 福浜校区 H11 1,011人 → H21 637人(約37%減)
  • 有住校区 H11 997人 → H21 685人(約31%減)
  • 壱岐東校区 H11 1,200人 → H21 720人(約40%減)

(質問4) このような公営の大型団地で児童数が減少する主な要因について、教育委員会としてはどのように把握しているか。

(教育長)

  • 公営の大型団地においては、入居者の入れ替わりが少なく、年数の経過に伴い団地全体が高齢化する傾向が強く、児童数の減少につながっていると認識している。

(質問5) 居住年数の経過とともに高齢化していくのは、どの地域にも言えることだと考えますが、入居者の入れ替わり時に、学齢期の子どもをもつ家庭の入居者が少ないということもあるのかと考えます。結果、小規模校への歯止めが利かない現況の中で、小規模校は、少人数が故にきめ細かい指導が行えるというメリットもある一方で、様々な教育上の課題が生じている。小規模校の教育課題をどのように捉えて、課題解決のためにどのように取り組んでおられるのか。

(教育長)

  • 小規模校は、家庭的な雰囲気の中で一人ひとりに目が行き届く、低学年とのつながりが深まる等の長所がある半面、少人数のため人間関係の序列化や固定化が生じたり、切磋琢磨する機会が少なく競争心や向上心が育ちにくい、また、体育の球技や音楽の合唱、合奏など一定規模の集団を前提とした教育活動が困難であるといった課題がある。
  • そのため、昨年3月に「学校規模適正化に関する実施方針」を定め、学校の統合や通学区域の変更等による学校規模の適正化に着手した。

○「障がい者の地域生活を支援する体制の整備」について

 2006(H18)年度の障害者自立支援法施行後、障がい者の地域生活への移行が取り組むべき課題とされているが、

(質問1) 障がい者の地域生活の基盤でもある、グループホーム・ケアホームの運営に係る決算額について、障害者自立支援法施行後の2007(H19)年度からの推移はどうなっているか。

(保健福祉局長)

グループホーム・ケアホーム運営経費の決算額

  • 平成19年度 173,208千円余
  • 平成20年度 201,680千円余
  • 平成21年度 267,529千円余

(質問2) 市内の障がい者グループホーム・ケアホームの総数と定員数についての推移はどうなっているか。

(保健福祉局長)

  • 平成19年度 総数 45カ所 定員 232人分
  • 平成20年度 総数 45カ所 定員 247人分
  • 平成21年度 総数 55カ所 定員 292人分

(質問3) 新規整備数と設置費補助金の決算額の推移はどうなっているか。

(保健福祉局長)

(※設置費補助金は市の単独補助金のみの計上といたしました)

  • 平成19年度 新規整備数 4カ所 24人分
    設置費補助金 4カ所のうち1カ所に交付 21万円余
  • 平成20年度 新規整備数 1カ所 15人分
    設置費補助金 0円
  • 平成21年度 新規整備数 10カ所 53人分
    設置費補助金 10カ所のうち8カ所に交付 319万円

(質問4) 障がい福祉計画では、2009年度のグループホームとケアホームの必要見込量は、439人となっている。先ほど伺った2009年度のグループホームとケアホームの定員は、229人分ということで目標量に届いていない。設置が進まない原因はどこにあると考えるか。

(保健福祉局長)

障がい者グループホーム、ケアホームの設置が進まない理由は、

  • 設置上の課題:丁廉かつ共同生活に適した物件の確保が難しい。
  • 運営上の課題:日払い報酬のため、入居者の入院や帰省時に報酬が減算される。など

(質問5) 福岡市障がい者プランに記されている、福祉施策への要望として、「親なき後の入所施設」が非常に高い比率を占めている。本年5月に市内3ヶ所の障がい者生活介護事業所の利用者又はその保護者が行ったアンケートにおいても、将来の生活への不安として、「親元から自立して生活できる場所がない」57%、「自立するための支援体制が整っていない」72%とし、将来に望む生活として、「自宅でヘルパーなどの介護サービスを利用しながら生活する」49%、「グループホーム・ケアホームで生活する」57%と、充実した生活介護を望む声や、親なき後のことも考慮してグループホーム・ケアホームを望む声は、親も高齢化が進む中で、ますますその必要性は高くなる状況にある。
第2期障がい福祉計画においては、障がい者グループホーム・ケアホームにつき必要な見込量を2010年度は512人分、計画の最終年度である2011年度は585人分としているが、2009年度の状況を踏まえて、今後の方策をどう考えているのか。

(保健福祉局長)

今後の設置促進策としては、

  • より効果的な市単独の補助制度のあり方を検討
  • 住宅都市局と連携し、公営住宅の活用を促進

(質問6) 地域での生活を支援するサービスの中でも、家族・介護者の支援として重要な役割を果たしている短期入所について、短期入所の決定者数と実際の利用者数の推移を、障害者自立支援法施行後の2007(H19)年度から示せ。

(保健福祉局長)

  • 平成19年度 支給決定者数 2,390人 実利用者数 96人
  • 平成20年度 支給決定者数 2,634人 実利用者数 115人
  • 平成21年度 支給決定者数 2,540人 実利用者数 175人

(質問7) 第1期障がい福祉計画における見込量と実績について障害者自立支援法施行後の状況について2007(H19)年度から示せ。

(保健福祉局長)

計画の中では、1月あたりの平均利用日数の見込み量を示しており、

  • 平成19年度 見込量 650日 実績 712日
  • 平成20年度 見込量 650日 実績 790日
  • 平成21年度 見込量 650日 実績 1,075日

(質問8) 実績は、見込量を上回っていますが、短期入所決定者数から見るとその利用者は、2009(H21)年度はわずか6.9%です。利用したくても利用できない状況があると考えられますが、市の方ではどう把握していますか。

(保健福祉局長)

短期入所については、

  • 居宅介護・日中一時支援等の支給決定を受ける際に、緊急時の利用に備えて、併せて支給決定を受けられている。
  • 実際の利用は、レスパイトや冠婚葬祭・保護者の病気など緊急時の利用に限られており、支給決定を受けても利用しない人が多い。

(質問9) 知的障がい者を持つ保護者の会が行った、「知的障がい者を持つ保護者アンケート」では、97%の人が、短期入所を必要と感じている。
アンケートに答えた方々の中には、早くからの事前予約だと可能だが、緊急時の利用には制限があると答えてあり、冠婚葬祭や保護者の病気など緊急時にも対応できるように短期入所専用ベッドの確保が必要だと考えている。
親の高齢化や介護の疲れからレスパイトとしての利用や、緊急時に備えての体験・練習、自立への準備としての体験などの利用をしたいと希望している人もいる。
また、「緊急時でないから頼むことを遠慮した」という声もある。親の高齢化は待ったなしの状態。そのような家族にも対応できるよう、早急に整備すべきと考えるが所見を。

(保健福祉局長)

短期入所者専用ベッドの確保について

  • 通所施設への併設や、入所施設の個別化、建替えの際などに、施設設備を計画する法人と、短期入所の増床について協議するなど、専用ベッドの確保に努める。
  • 施設の中には、利用申し込みが利用定員に達していない施設もある、レスパイトの利用や緊急時に備えての宿泊の事前体験ができるよう、知的障がい者地域支援センターなどのコーディネート機能を活用して、短期入所利用の連絡調整や相談を行う。

(いけだ)
2008年の決算特別委員会において、私は、介護者の病気や冠婚葬祭など、緊急の事態に応えられる日中一時支援や短期入所などについて、強度行動障がい者の受け入れ体制の整備を求めた。強度行動障がい者の支援を、他の施設・事業所と共同で行う、「強度行動障がい者支援モデル事業」が2009年10月より、ももち福祉プラザにおいて、事業開始されている。2009年度の事業実績は、10月からの半年間だが、日中一時支援が18件、短期入所が46件の計64件の利用実績があることからも、本事業の必要性がわかる。しかし、

(質問10) 医療的ケアが必要な方が断られたことも多いと聞いている。医療的ケアを必要とする利用者が利用できるよう、短期入所の充実を図るべきと考えるが、所見を。

(保健福祉局長)

医療的ケアを必要とする重度の障がい者の短期入所については、

  • 夜間ケアも必要なため、医療機関による医療型短期入所施設が中心となるが本市近郊に、医療機関による短期入所施設が少ない。
  • 国が基本的な考え方や報酬単価を定めているため、一般の短期入所施設に医療スタッフを配置することはむずかしいといった課題があると認識している。
  • 国に対し、報酬単価の引き上げを含め制度の充実について要望していくとともに、平成23年度策定予定の障がい者プランの中でも対応を検討する。

○「地域の中核としての市営住宅の整備」について

(質問1) 2009年度広報年報にある市民の声に、市政に関して「苦情」「要望」が多い項目として、市営住宅管理が上げられているが、それはどういった内容か。

(住宅都市局長)

  • 苦情要望の過半数は、ペットの飼育や騒音、廊下・通路の放置物など、迷惑行為に関するものと、なかなか市営住宅に当選しないなど、募集や優遇制度などに関するものである。

(質問2) 住宅都市局の相談内容としても、市住募集に関するものが78.3%と大半を占めていますが、それは、どういった内容のものですか。

(住宅都市局長)

  • 市営住宅の募集に関する内容については、募集の時期や応募の方法、入居資格に関するものなどの問い合わせが大半である。

(質問3) 市営住宅の過去5年間の応募倍率の推移はどうなっていますか。

(住宅都市局長)

  • 平成17年度 20.56倍
  • 平成18年度 24.54倍
  • 平成19年度 23.63倍
  • 平成20年度 21.15倍
  • 平成21年度 19.77倍

(質問4) 応募倍率が高い住宅の特徴について尋ねたが、交通の利便性が高い、病院や商業施設が近くにある、住宅が新しい、部屋の間取りが広い、バリアフリーなどがあることなどが上げられたが、応募者数の多い市営団地はどこか、上位5箇所を示せ。

(住宅都市局長)

  • 福浜住宅(中央区) 1,482名
  • 拾六町住宅(西区) 697名
  • 城浜住宅(東区) 567名
  • 香椎浜住宅(東区) 504名
  • 板付住宅(博多区) 410名

※数字は平成21年度公募(年4回)における応募者数の合計。

(質問5) 直近の市営住宅募集での応募者及び当選者の年齢層はどうなっているか。20〜30歳代、40〜50歳代、60歳以上で示せ。

(住宅都市局長)

  • 20〜30歳代 応募者数1,442名 当選者数106名
  • 40〜50歳代 応募者数1,152名 当選者数55名
  • 60歳代以上 応募者数1,543名 当選者数48名

※数字は平成22年度第2回(8月)募集より。

(質問6) 入居者募集において、子育て世帯や母子・父子世帯、多子世帯、新婚世帯、老人世帯などに対し、優遇制度が行なわれているが、別枠募集である新婚世帯と多子世帯の過去3年間のそれぞれの募集戸数と応募倍率はどうなっているか。

(住宅都市局長)

  • 平成19年度 新婚56戸、7.29倍 多子27戸、5.15倍
  • 平成20年度 新婚79戸、5.16倍 多子25戸、4.96倍
  • 平成21年度 新婚60戸、6.45倍 多子17戸、4.76倍

(質問7) 子育て世帯や母子・父子世帯の過去3年間の応募世帯数及び当選世帯数は、どうなっているか。

(住宅都市局長)

  • 平成19年度 母子・父子 応募3,443世帯、当選182世帯
    子育て 応募1,783世帯、当選82世帯
  • 平成20年度 母子・父子 応募3,394世帯、当選178世帯
    子育て 応募1,680世帯、当選85世帯
  • 平成21年度 母子・父子 応募3,196世帯、当選175世帯
    子育て 応募1,461世帯、当選87世帯

(質問8) 先ほど教育長から、小学校の小規模化が著しい地域のうち、校区の大半を大型団地が占める小学校が4校示され、校区の15歳未満の学齢人口について推移をお知らせいただいたが、そのうち、市営団地を持つ、城浜小、福浜小、壱岐東小3校区において、市営団地の居住人口の年齢構成の割合について、15歳未満、16歳以上64歳未満、65歳以上の別に、平成21年度と5年前の比較をお示しください。

(住宅都市局長)

○城浜

 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
466
460
426
428
420
15歳〜64歳
2,649
2,553
2,371
2,295
2,213
65歳〜
1,021
1,060
1,086
1,102
1,106
合計
4,136
4,073
3,883
3,825
3,739

○福浜
 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
452
428
395
349
336
15歳〜64歳
2,466
2,661
2,535
2,393
2,291
65歳〜
1,402
1,180
1,242
1,294
1,324
合計
4,320
4,269
4,172
4,036
3,951

○壱岐
 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
389
375
344
338
323
15歳〜64歳
1,592
1,541
1,494
1,484
1,438
65歳〜
344
370
392
400
423
合計
2,325
2,286
2,230
2,222
2,184

○城浜
 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
11.3%
11.3%
11.0%
11.2%
11.2%
15歳〜64歳
64.0%
62.7%
61.0%
60.0%
59.2%
65歳〜
24.7%
26.0%
28.0%
28.8%
29.6%
合計
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%

○福浜
 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
10.5%
10.0%
9.5%
8.6%
8.5%
15歳〜64歳
57.1%
62.3%
60.7%
59.3%
58.0%
65歳〜
32.4%
27.7%
29.8%
32.1%
33.5%
合計
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%

○壱岐
 
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
0歳〜14歳
16.7%
16.4%
15.4%
15.2%
14.8%
15歳〜64歳
68.5%
67.4%
67.0%
66.8%
65.8%
65歳〜
14.8%
16.2%
17.0%
18.0%
19.4%
合計
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%

(質問9) 高齢化については全体的な流れで、市営住宅においても長く住み続ければ当然と捉えるが、大規模団地である3つの市営団地では、15歳未満の子どもの人数が、ここ5年間で減少の傾向にある。単に少子化の影響とだけでは言い切れないと考えるが、ご所見を。

(住宅都市局長)

  • 福岡市全体の15歳未満の子どもの構成比は、平成17年度が14.1%、平成21年度が14.0%と5年間ではあまり変化していないが、市営住宅の子どもの構成比については、住宅によって差があり、福浜住宅や壱岐住宅など、減少率が比較的大きな住宅は、少子化の影響だけでなく、立地場所や築年数、住宅の面積や間取りなど、複合的な要因が絡んでいると考えられる。

(質問10) 昨年の質問でも指摘したが、現在の優遇制度では、コミュニティの偏りを解消するには不十分であり、子育て世帯に対してさらに充実すべきと考えますが、ご所見を。

(住宅都市局長)

  • 国全体の少子高齢化の流れの中では、市営住宅の少子高齢化は、やむを得ない面があるが、本来、コミュニティの活性化のためには、様々な世代が入居していることが好ましいと考えている。
  • このため、これまでも、若年世帯の入居を促進する目的で、新婚世帯を別枠で募集するとともに、子育て世帯に対して抽選番号の割り当てを増やす優遇制度を実施してきたところであるが、少子高齢化が著しく進んでいる住宅もあることから、子育て世帯や新婚世帯向け募集のさらなる充実など、コミュニティバランスを確保する入居制度についても検討していく必要があると考えている。 

(質問11) 子どもが小さい時は、間取りの狭さも気にならないが、勉強部屋の確保など子どもの就学時期になると、広い部屋を求めて民間住宅へ転居する人もいるという話を聞きますが、そういった例を把握していますか。

(住宅都市局長)

  • 世帯員の増加を理由に広い部屋へ住み替えた事例は、市営住宅の住み替え制度の中では、平成19年度からの3年間で25世帯となっているが、民間住宅への転居については、退去者のアンケート調査の中では明確に間取りの狭さを理由にしている退去者が少ないことから、多くはないと考えている。
  • これは、民間賃貸住宅へ転居する場合、同程度の家賃では部屋が狭くなることが多いためと思われる。ただし、自宅を購入する理由で市営住宅を退去する世帯は相当数いる。
  • また、市営住宅全体の辞退者のデータからは、高齢者に次いで、新婚・子育て世帯が部屋の間取りや設備を理由に辞退していることから、間取りや設備が老朽化している住宅は、子育て世帯が敬遠しやすいことは推測される。

(質問12) 別枠募集で新婚世帯の入居を促進しても、その住宅で子どもを産み育てることに、不便さをもたらす住宅の間取りでは、コミュニティの偏りを解消するには不十分だと考えますがご所見を。

(住宅都市局長)

  • ご指摘のとおりと考える。そのため、新婚世帯の募集は、主に二人世帯を想定しているが、できるだけ広い住宅が提供できるよう努めている。
  • また、住み替え制度の周知を図るなど、子育て世帯の良好な居移環境確保に配慮してまいりたい。

(質問13) 市営住宅の建替えやリフォームなどの整備は、2001(H13)年策定した「ストック総合活用計画」にそって推進されています。計画は、2006(H18)年3月に策定され、昨年の答弁で、2006年度から2015年度までの10年間で2,000戸を計画し、昨年2009年度末時点で、残り6年間で1,270戸を見込んでいるとしていましたが、過去3年間の建替えの戸数と、全面的改善の戸数はどうなっていますか。

(住宅都市局長)

建替戸数(着工戸数)

  • 平成19年度:172戸
  • 平成20年度:183戸
  • 平成21年度:206戸

全面的改善戸数(着工戸数)

  • 平成19年度:180戸
  • 平成20年度:210戸
  • 平成21年度:206戸

(質問14) 過去3年間の建替え事業と全面的改善事業の決算額はどうなっていますか。

(住宅都市局長)

建替事業

  • 平成19年度:3,134百万円余
  • 平成20年度:2,585百万円余
  • 平成21年度:1,871百万円余

全面的改善事業

  • 平成19年度:1,662百万円余
  • 平成20年度:1,413百万円余
  • 平成21年度:1,744百万円余

(質問15) 「ストック総合計画」では、建築後35年から40年程度を目安に建替えを実施するとのことですが、城浜団地、福浜団地、壱岐団地の建築年数は何年ですか。計画では、建替え時期はいつごろの予定になりますか。

(住宅都市局長)

長築年数

  • 城浜団地:昭和44年から昭和46年に建設しており、建設後39年から41年経過
  • 福浜団地:昭和46年から昭和52年に建設しており、建設後32年から39年経過
  • 壱岐団地:昭和50年から昭和51年に建設しており、建設後34年から35年経過
  • 城浜団地:平成15年度から平成21年度にかけて全面的改善事業を実施している
  • 福浜団地:平成19年度から平成21年度にかけて個別改善を実施している
  • 壱岐団地:維持保全として必要な修繕を適宜、実施している

建替時期については、現在、ストック総合活用計画の定期見直しを行っており、整備に係る事業手法について検討を進めている。

(質問16) 市営住宅は、一般住居の他にどんな活用をしていますか。

(住宅都市局長)

  • 公営住宅法第45条に基づく目的外利用として、障がい者のグループホームとして活用している事例が、1住宅で3戸ある。
  • また、同じく目的外使用で3ヶ月から2年間の一時的な使用となるが、火災や水害などの災害被害者や、DV被害者、犯罪被害者の緊急的な受け入れも行っている。

(質問17) 千代団地や拾六町団地のように、デイサービスの事業所が入居している団地がありますが、今後の大型団地の整備に当たっては、福祉的な機能の導入など考えておられるのかどうかお伺いします。

(住宅都市局長)

  • 市営住宅における福祉機能の導入については、平成6年度から平成12年にかけて市営住宅と公設民営のデイサービスとの合築を4団地で行っている。
  • その後、平成14年度に公営住宅の補助要領が改正され100戸以上の建替事業を行う場合は福祉施設の併設協議が要件となっていたが、デイサービスは民間事業者の活発な参入により民設が基本となり公設との合築の意義が薄れたことや、100戸以上の建替を実施した団地の周辺で福祉機能が充足していたことなどから近年は機能導入に至っていない。

(いけだ)
国は、大規模な公共賃貸住宅の建替に際して、社会福祉施設等を原則として併設するとともに、公共賃貸住宅団地等を地域の福祉拠点として再整備する事業を推進しています。このため、2010年度予算において、高齢者等居住安定化推進事業を創設し、公的賃貸住宅と子育て支援施設等を一体的に整備する事業や、子育て世帯の居住の安定確保に資する先導的な取り組みに対し、国が直接支援するとしています。本市においてもこのような制度を積極的に活用することも検討されていいのではないかと考えます。

(質問18) 「ストック総合活用計画」は、今年が見直しの年で、来年2011年度から新たに10ヶ年計画が策定されると聞いています。市営住宅の施策は、単に住宅の供給だけでなく、学校を核としたコミュニティ施策の観点からも、子育てしやすい住宅の提供が肝要だと考えます。子育て世帯への入居募集の優遇制度はもちろん、インフラとしての魅力ある住宅整備など、市営住宅を地域の中核として位置づけ、こども・未来局、教育委員会、保健福祉局、など他局と密接に連携しながら、市営住宅での子育てしやすいまちづくり、子どもの笑顔あふれるまちづくり、高齢者・障がい者が安心して暮らせるまちづくり、そして、コミュニティ再編のための施策を推進すべきと考えますが、市長のご所見を。

(市長)

  本市の住宅施策は、住宅困窮者への対応を中核として、市営住宅の整備とともに、他の公的賃貸住宅や民間住宅の活用を含めて、総合的な取り組みを行っているところであるが、子育て支援や良好な地域コミュニティの形成なども住宅施策が担うべき大きな課題であると認識している。

 市営住宅においては、このような観点から、建替などの場合には、高齢者用住宅の供給と併せてファミリー向けの広い住宅を供給している。

また、募集の際にも、コミュニティバランスを保つよう若年世帯の入居を促進する目的で

  • 新婚世帯を別枠で募集すること
  • 子育て世帯に対して抽選番号の割り当てを増やす優遇制度の実施

を行っている。

 今後とも、市営住宅をはじめとする、住宅施策とあわせて、子育て支援や福祉施策、コミュニティ形成等の様々な視点をもって、住宅都市局だけでなく関連する局とも連携をしながら、取り組みを進めていきたいと考えています。

 

□ 第5回福岡市議会定例会 (12月14日〜22日)

○ 「特別支援教育の推進」について

 特別支援教育がスタートして3年余りが経過しました。福岡市においては、特別支援教育支援員の配置校は徐々にではありますが毎年拡充されているところです。しかし、学校現場においては、その実感を感じられていないのが実情です。その理由の一つに、特別支援学校や特別支援学級、通常学級で、自然教室や修学旅行など宿泊を伴う行事に、保護者付き添いの強要があります。行事への引率は公務員の責務として加算規定(子どもの実態で引率者を加算できる。)を生かし、保護者の負担軽減に努めるべきと質しました。また、特別支援学級における支援員の配置についても求めました。

(質問1) 本市においても特別支援教育支援員が2008年度より配置されて3年目となり、その配置人数も、30人からスタートして昨年は60人へと拡充されました。しかし、学校現場の実態、ニーズに即しているとは到底言える状況ではありません。
本年度の支援員の配置状況を、配置希望校数と配置人数別にお知らせください。

(教育長)

  • 平成22年度は、幼稚園・小中学校・高校118校から130人の配置希望があり、配置の緊急性が高い73校、75人に支援員を配置している。

(質問2) 支援員の任用については2カ月ごとの交代を余儀なくされる市の臨時的任用職員ではなく、子どもの実態からも継続的な任用である嘱託職員にすべきと意見を言ってきたところですが、配置校からはどんな声が上がっているのか、交代する支援員の不足はあってないのか、お伺いします。

(教育長)

○ 配置校からの声

  • (成果)「子どもが落ちついてきた」「保護者、担任の負担が軽減できた」
  • 嘱託員として継続的な任用が望ましい。
  • 現在の任用形態は、年間の教育課程や行事等に応じて支援員を適宜任用できる。
  • 配置した支援員が、幼児児童生徒の個性に合わない場合には他の支援員を任用することができる。

○ 交代する支援員の不足についてせて配置を工夫することができるという声も出ております。また、支

  • 平成22年9月現在で176人の登録されており、交代要員は確保できている。
  • 子どもの状態や登録者の都合を踏まえ、支援員の交代が円滑に行えるよう努めている。

(質問3) 支援員が配置された学校においては、緊急性が高い子どもにだけ支援員がつくシステムになっていますが、緊急性の高い子どもにはもちろん手厚く、しかし、支援を要する他の子どもにも必要とする場面では、支援の手が差し伸べられるというような弾力的な運用が望まれます。そのためにも、校内体制が整えられやすい継続的な任用である嘱託職員が望ましいと考えますが、ご所見をお伺いします。

(教育長)

  • 今後とも、障がいのある幼児児童生徒の増加など、本市の学校状況を踏まえ、支援の充実に努めるとともに、よりよい配置のあり方を検討していく。

(質問4) 特別支援学級の学級編成については、県教委の定める基準によって行われていますが、担任1人で障がい種さまざまな8人の児童生徒を指導することに困難さを抱えている実態もあります。肢体不自由特別支援学級や自閉症、情緒障がい特別支援学級には介助員が配置されていますが、その他の特別支援学級にも介助員の配置が必要と考えます。教育長のご所見をお伺いいたします。

(教育長)

  • 他の(知的障がい・弱視)特別支援学級については、学校、園において校内支援委員会を中心に、組織的な支援に努めるとともに、必要に応じ、特別支援教育支援員の配置や学校生活支援ボランティアの派遣を行っている。

(質問5) 2007年9月議会において、特別支援教育の現状について質問した際に、適正就学相談会の判定を受け入れずに、地域の学校でともに学ぶことを選択した保護者に対し、入学時に保護者の付き添いを条件づけている事例を指摘し、学校教育が担う責務と保護者の負担軽減を要望しました。その後、特別支援教育支援員の配置が進み、保護者の付き添いは解決していくものと期待していましたが、この間、保護者の方々から寄せられる声は、自然教室や修学旅行などの泊を伴う学校行事に、保護者の付き添いを求められるというものでした。本市において特別支援学校や特別支援学級、通常学級のそれぞれにおいて、学校側から保護者の付き添いを条件づけている学校、事例は何件あるのか

(教育長)

  • 特別支援学校 6校34件
  • 特別支援学級 6校7件
  • 通常の学級 7校8件

(質問6) 入学を許可する際に保護者等の付き添いを条件として、「誓約書」や「同意書」等の文書の提出を求めている学校があることを把握しているのか、あるならそれをどう認識しているのか、それらの実態についてお知らせください。

(教育長)

  • 特別な支援を要する幼児児童生徒の入学にあたり、学校・園と保護者とが事前に支援のあり方について協議し、個別の教育支援計画を作成するようにしている。その際に個別の支援計画の確認のため、その内容を記載することはある。「誓約書」や「同意書」については、把握していない。

(質問7) 今年度の特別支援教育支援員の国の予算は1人につき120万円で、全国で3万4,000人分、1校につき1.1人の予算と聞いています。本市においては、配置希望校118校のうち配置校が73校と、希望校だけ見ても約6割の設置率です。希望するすべての学校への支援員の配置を強く望むものですが、ご所見をお伺いします。

(教育長)

  • 各学校、園へ配置希望調査を行い、緊急度が高い学校・園へ配置を行っている。障がいのある幼児・児童生徒の増加など、本市の学校状況を踏まえ、学校生活や学習活動に困難のある子どもたちがよりよく過ごすことができるよう、今後とも必要に応じ、増員を検討していく。

(質問8) 校内での組織的な支援体制は、現実厳しく、特別支援学級の担任は、体調がすぐれなくても病休も有給休暇もとれず、慢性的な疲労の中で勤務しているという話も聞きます。今や常態的な介助員は不可欠です。
  埼玉県東松山市は、「児童及び生徒の就学先等の選択に当たり、保護者等への適切な就学の相談及び支援を行い、共に育ち、共に学ぶ教育の推進を図る」として就学指導委員会を廃止し、2008年度より個別の就学相談を充実させる就学相談調整会議を設置しています。 適正就学指導委員会の判断と保護者の意見が一致しなくても、保護者の付き添いを条件に就学を許可するということは、あってはならないことだと考えます。ノーマライゼーションの流れの中、どこで学んでも子どもの学習の権利を保障するのが公教育の責務です。ノーマライゼーションの基本は教育にあります。障がいのある子どもも、ない子どもも地元の学校でともに学び育つことによって、お互いを理解し合い、助け合って生きていく基本が生まれるのです。
  さらに、泊を伴う修学旅行等の行事への保護者付き添い、子どもの安全を考えて、特定の保護者の協力を求めるというのは、公教育としての責務を遂行していないと言わざるを得ません。校外学習の引率者については、学校管理規則に定められており、「修学旅行の基準に関する規則」等における引率教員に関する規定では、県立学校基準では小学校1.8倍、中学校1.5倍ですが、本市は小・中学校ともに1.5倍プラス2人となっており、そのほかにも、児童生徒の状況による引率教員等の加算規定を設けています。児童生徒の状況には、生徒指導上の課題から、支援を要する児童生徒まで幅広く想定できます。学校内部の職員での協力体制にも限界があります。が、引率教員等の加算規定を生かし、非常勤講師や支援員、ボランティアなどの協力で、移動支援や泊を伴う場合の生活介助などできないものか、障がいを持つ子どもが、安心して地域の学校に通えるよう、特別支援教育支援員の充実を図り、保護者負担軽減の方策を考えるべきと思いますが、ご所見をお伺いします

(教育長)

  • 校内支援委員会で、全ての教職員による支援体制のあり方を協議し、よりよい支援ができるよう努めている。
  • 泊を伴う学習に関し、困難度の高い幼児・児童生徒の場合、学校・園から副申書を添えて実施計画書を提出することで引率教員数の規定を緩和し、学校・園の教育活動に支障が出ない範囲で引率教員の増員ができるようにしている。
  • 障がいのある児童生徒の実態を踏まえ、必要に応じ、特別支援教育支援員の配置や学校生活支援ボランティアの派遣を行い、支援の充実に努めるなど、保護者の負担軽減に努めていく。

 

○ 「福岡市における男女共同参画の推進」について

 国においては、1999年に男女共同参画社会基本法が施行され、同基本法に基づき策定された基本計画は、第3次基本計画の策定へと準備が進められています。
  本市においては、「福岡市男女共同参画基本計画」が2010年度をもって終了となり、現在、第2次基本計画の策定に向けて、準備が進められています。新たな基本計画の策定に当たっては、これまでの施策の成果と課題を明らかにする必要があり、新基本計画が実効性のあるものとなるよう質問を行いました。さらに、高島新市長の公約に「男女共同参画の推進」がなかったことからも、高島市長の市政を質しました。

(質問1) この5年間の取り組みの成果としてはどういったことが挙げられるのか、いまだ解決できていない課題は何なのかをお尋ねします。

(市民局長)

男女共同参画基本計画に基づく取り組みの主な成果は

  • アミカスを中心とした意識啓発や市民の主体的活動の支援等を推進した結果、固定的性別役割分担意識が徐々に改善する傾向にあること
  • アミカスや母子福祉センターで女性の就業を支援する事業を実施し、実際の就職につながる成果が上がったこと

課題として

  • 性別による固定的役割分担意識の解消
  • 配偶者等からの暴力の防止
  • 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進
  • 市の政策・方針決定過程への女性の参画促進
  • 地域における男女共同参画の推進

などがあげられます。

(質問2) 第2次基本計画策定に向けて市民の意見を伺うパブリックコメントが実施されましたが、何人・何団体の方から何件の意見が寄せられたのかお知らせください。

(市民局長)

  • 平成22年10月15日から11月15日までパブリックコメントを実施し、6人、2団体から合計50件の意見

(質問3) 「配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護」について。この間、私は議会において福岡市DV基本計画の策定と配偶者暴力相談支援センターの設置を2度にわたって求めてきました。本年12月1日より、本市においても念願の配偶者暴力相談支援センターが開設されましたが、業務内容、相談体制、開設時間などその概要についてお知らせください。

(子ども未来局長)

  • 配偶者暴力相談支援センターについては、各区役所や男女共同参画推進センターアミカスなどとの連携や調整を行うとともに、専用電話による相談、被害者の状況に応じた法律相談やカウンセリング、関係機関と連携した被害者の保護や自立に向けた支援及び区役所職員等の研修を行う。
  • 相談体制については、課長、係長、相談員の3名体制で、開設時間は平日の午前10時から午後5時まで、火曜日のみ午後8時までとしている。

(質問4) DV基本計画は、第2次男女共同参画基本計画原案の基本目標2の一部に盛り込まれています。DV基本計画は、男女共同参画基本計画と独立して策定すべきと考えますが、ご所見をお伺いします。

(子ども未来局長)

  • 配偶者等からの暴力そのものが女性に対する人権侵害であることから、男女の人権が尊重される社会の実現という男女共同参画社会の視点に立ち、推進していくことが必要である。そのため、男女共同参画基本計画の中に位置づけて策定することが効果的である。

(質問5) 性暴力や人身売買、売買春の問題については、被害を受けた女性に対する保護、社会復帰支援対策がほとんどとられていない現状があります。「性暴力等」を明記し、暴力被害者支援の対策をすべきと考えますが、ご所見をお伺いします。

(市民局長)

  • 性暴力等の防止につきましては、第2次の基本計画原案に盛り込んでいますが、ご意見を踏まえながらさらに検討をしていきたいと考えています。
  • また、暴力被害者支援の対策につきましては、これまでも犯罪被害者等支援策として、被害者のニーズに沿った支援や広報啓発等を行ってきましたが、今後も施策の充実に努めます。

(質問6) 「ワーク・ライフ・バランスの推進」について。本年3月、福岡市は、「福岡市ワーク・ライフ・バランス推進都市宣言」を行いましたが、市内の企業においてはその認知度がまだ低いことが示されました。ワーク・ライフ・バランスの推進には、長時間労働の見直しや育児休業の取得促進など職場環境の改善と、男性への意識啓発の両面からの取り組みが必要です。そのためには、ワーク・ライフ・バランスが企業にとって有能な人材の確保につながり、それが従業員の満足度を高め、ひいては生産性の向上となり、企業の中長期的な経営戦略の一つであるという認識をさらに広げることが重要と思われますが、一般企業への支援策をどのように考えているのか、お知らせください。

(子ども未来局長)

  • ワーク・ライフ・バランスの推進のうち、仕事と子育ての両立支援に関する企業への支援については、毎月1日から7日を“「い〜な」ふくおか・子ども週間”と位置づけ、その賛同企業を市のホームページにおいて広く紹介するほか、国の取り組みなど各種情報を企業へメールマガジンなどで提供している。
  • また、先進企業の事例を紹介するセミナーの開催、「子ども参観日」の実施の呼びかけなど、ワーク・ライフ・バランスに企業が取り組みやすくなるよう努めている。今後も、このような支援を充実するとともに、仕事と子育ての両立ができる環境づくりに向け、企業と意見交換しながら取り組んでいく。

(総務企画局長)

  • ワーク・ライフ・バランスの推進に係る企業への支援については、経営戦略の一つとして広く浸透するよう、中長期的視点に立った意識啓発に取り組む必要があると考えています。
  • 具体的には、セミナーや社会貢献優良企業優遇制度によるインセンティブの付与などを通じて、機運の醸成に努めたいと考えています。

(質問7) これまでの取り組みで性別による固定的役割分担意識について、男性も否定的に考える人が5割を超えました。しかし実際には、家事・育児にかかわる時間が非常に短く、育児休業の取得も極めて低い状況であることから、行動目標ともなる「男性の家事・育児・介護等の分担」と具体的に明記すべきではないでしょうか。
  加えて、ワーク・ライフ・バランスは、子育て中の男女の問題と狭義に解釈されている向きもあることから、あらゆる年代の人々が男女ともに豊かな人生を営む上で大切であるということを明確にすべきと考えますが、ご所見をお伺いします。

(市民局長)

  • 男性の家事、育児、介護等への分担の明記やワーク・ライフ・バランスにつきましては、ご意見を踏まえて十分検討し、第2次基本計画を策定したいと考えています。

(質問8) 「市の政策、方針決定過程への女性の参画促進」について。女性の参画促進についても、3度にわたり議会で質問してきましたが、本年5月に改定された福岡市職員の人材育成・活性化プランに大きく反映させていることは評価したいと思います。しかし、係長級以上である役付職員に占める女性の割合が、平成30年度までに20%以上達成という数値目標は、国の取り組みとの整合性を図る意味からも30%にすべきと考えます。そのためにも、この10年間、女性の採用が40%を超えた年度があるにもかかわらず、いまだ女性職員は25〜26%を推移しています。市職員の女性比率を平成30年までに40%以上達成するという数値目標を定めるべきと考えますが、ご所見をお伺いします。

(総務企画局長)

  • 職員の採用は、地方公務員法に定める平等取り扱いの原則及び成績主義の原則に基づいて行う必要あるため、数値目標を定めて計画的に女性を採用することは困難であるが、女性職員の積極的な登用の観点から、係長への昇任候補者である総括主任の女性職員の割合向上について検討を行うなど、女性職員の活躍推進に取り組む。

(質問9) 239の審議会等のうち女性の委員がゼロである12の審議会を公表し、積極的な改善策を図るべきと考えます。もはやかけ声だけでは解決できないと思われますが、どういう手だてをもって推進されようとしているのか、ご所見をお伺いします。

(市民局長)

  • 審議会等委員への女性の参画促進については、第2次男女共同参画基本計画原案で、重点施策の一つに位置づけ、平成27年度までに女性の参画率35%を目指すとともに、女性委員のいない審議会等の解消を図ることを数値目標に掲げています。
  • 今後の取り組みとしては、庁内の推進組織である「福岡市男女共同参画推進協議会」において、審議会ごとに分析を行うなど実効ある取り組みを進めます。

(質問10) 「地域における男女共同参画推進活動の支援」について。地域においてはこれまでの男女の役割分担に基づく意識・慣習にとらわれた、さまざまな偏見や社会通念があります。これらを改めるためには、男女共同参画の取り組みを自治協議会全体の取り組みにしていくことが急務です。また、校区の取り組みに対する支援・助言が行える区役所の役割はさらに重要と考えます。男女共同参画の取り組みが地域全体の取り組みとなるよう、どのような施策を持って臨まれるのか、ご所見をお伺いします。

(市民局長)

  • 地域における男女共同参画推進活動の支援については、第2次男女共同参画基本計画原案では重点的に取り組む施策と位置づけています。
  • 地域の主体的な取り組みに対するアミカスや区役所による支援の充実、女性リーダーの育成などに加え、新たに本市独自の男女共同参画の日または週間を設けることを第2次基本計画原案に盛り込んでおり、地域と共働で男女共同参画について考えるための取り組みを進めていきます。

(質問11) 「ワーク・ライフ・バランスの推進」について。国立社会保障・人口問題研究所の「第13回出生動向基本調査」によると、第1子出産前後の妻の就業経歴では、就業継続は38%、出産退職が62%となっており、女性の就業継続をめぐる状況は依然として厳しい状況にあることがわかります。その要因には、固定的性別役割分担意識とともに、子育てしながら働き続けることが難しい職場環境や、保育所等子育て支援策の不備が挙げられます。待機児童の解消はもとより、6月30日に施行された育児・介護休業法の一部改正法の周知を図るとともに、計画的に事業所を訪問し、ワーク・ライフ・バランスの普及、定着に向けた本市の姿勢を示すことが肝要と思われます。「ワーク・ライフ・バランス推進都市宣言」に恥じない積極的な取り組みを期待します。
  配偶者暴力相談支援センターの開設に当たっては、大変期待をしていました。しかし、設置された支援センターは、職員体制3名、専門相談員は1名で、相談受け付け時間についても、土、日、祝日が除かれています。DV相談者は、悩んで悩んで悩み抜いて勇気を振り絞って電話相談をしてきます。そんなときに相談窓口が機能していないときの失望感は、はかり知れません。相談機能充実のためにソーシャルワーカーの配置に加え、専門員の増員と土、日、祝日、夜間の相談事業拡大をすべきと考えますが、ご所見をお伺いします。さらに、政令指定都市として親子を切り離すことのない市独自の一時保護施設を整備すべきと考えますがあわせてお答えください。

(子ども未来局長)

  • ソーシャルワーカーの配置及び専門員の増員については、各区役所との連携により被害者の保護や自立支援を行うことで対応していく。
  • 土、日、祝日、夜間の相談については、福岡県において対応していることや他都市の相談状況をみて、平日の昼間及び週1回の夜間相談を行うこととしたものであるが、相談状況を見ながら検討してまいりたい。
  • 一時保護施設の整備については、現在、本市においても福祉施設を利用して、被害者と子どもを一緒に保護する緊急一時保護事業を実施しているところであり、今後もこの事業において対応する。

(質問12) DV基本計画では、DVを許さない意識づくりをはじめ、相談体制の充実など市民への啓発を一層推進するためにも、新基本計画と独立させるべきで、概要版の作成はぜひ行っていただくよう要望しておきます。先の11月20日、21日に「つながれ ひろがれ DV根絶ネット!」と題して全国シェルターシンポジウムが開催されました。開催地である久留米市は、閉会行事において、楢原久留米市長の高らかな朗読で「ドメスティック・バイオレンスのないまちづくり宣言」を行いました。本市においても、DVは体や心を傷つけ、命を奪うことさえある重大な人権侵害と受けとめ、その防止と被害者支援に一層の取り組みを期待します。
  福岡市男女共同参画基本計画には、本日は言及しませんでしたが、他にも重要施策として「男女平等意識が浸透した社会づくり」や、働く女性の半数を超えている非正規雇用の問題や男女間の賃金格差の解消など、「働く場において男女が対等に参画できる社会づくり」などがあります。第2次基本計画の策定に当たっては、男女共同参画社会実現のために、その理念に沿ったパブリックコメントを尊重し、第1次基本計画の課題解決となるよう、具体的で実効的な基本計画となることを要望しておきます。
  最後に、高島市長にお尋ねします。
  男女共同参画社会の実現は、基本法で「21世紀の我が国社会を決定する最重要課題」と位置づけられ、2010年度内に国の第3次男女共同参画基本計画が策定される運びとなっています。高島市長、市長就任に当たって、深刻化するDVなど女性への人権侵害についてどう認識されているのか、本市の男女共同参画の推進にどのように臨まれるのか、決意のほどをお伺いして私の質問を終わります。

(高島市長)

  • 男女を問わず、個性や能力を十分に発揮できる社会づくりは、非常に重要だと認識しております。配偶者からの暴力につきましては、時には命をも奪う重大な人権侵害でありますし、私も直接被害者からお話を聞いたこともありますし、その怖さとか深刻さというのは、十分に私も認識をいたしております。ですから、今後もその重大な課題について被害者の立場に立って支援を充実させる必要があるという認識を持っています。
  • 私もこれから率先して男女共同参画の推進に努めていきたいと、会長職につくという、改めて気を引き締めたいというふうに思っております。よろしくお願いします。

 

□ 第1回福岡市議会定例会 (2月17日〜3月14日)

▼ 2011年度条例・予算特別委員会 総会質疑

1.「かなたけの里公園を活かしたまちづくり」について

 かなたけの里公園については、昨年の当委員会においても質問しましたが、来年度、指定管理者の導入を検討していることから、あらためて、地域住民との関係づくり、かなたけの里公園を活かしたまちづくりについて質問をしました。

@ 確認の意味で、再度お尋ねするが、かなたけの里公園整備事業ではどのような公園を つくろうとしているのか。

[回答]

  • 自然と農業が守られてきた金武地域の特徴を活かすとともに、市民が地域や世代を超えて学び交流する場となるよう、体験型の公園を目指しており、農作業体験プログラムや収穫祭等のイベントを行う。

A かなたけの里公園に関する全体事業費と、2010年度までの事業の進捗状況、及び2011年度の予算額とその内容は。

[回答]

  • 全体事業費は、約33億円(用地費:約27億円、施設整備費:約5億円 その他経費:約1億円)
  • 平成22年度までの事業進捗状況
    ・用地の先行取得がほぼ終了。
    ・外周道路の整備が完成間近。
  • 平成23年度予算は、約6億9,800万円
    ・用地費:約5億3,200万円
    ・施設整備費:1億2,500万円
    ・予定地管理など:約4,100万円
  • 平成21年度から、地元農家やNPOと共働し、校区住民の参加を募って、ブドウや米づくりなどの農作業体験プログラムを実施。
  • その結果をふまえ、地域組織と公園の管理受託者とが、共働して管理運営できる仕組みなどについて、検討を進めている。

B かなたけの里公園については、管理運営まで地元住民やNPOとの共同事業で進められ るものと思っていた。しかし、公園の運営に、指定管理者の導入を検討しているとのことだが、指定管理者が管理運営する場合、経済性と効率性だけで進められて、地元が排除されることにならないかが心配される。
  指定管理者に公園の管理運営を任せる場合、地元の声や思いを公園の運営に反映していくことはできるのか。

[回答]

  • 魅力的な企画運営をしていくためには、地域の方々のアイデア、技術が不可欠なため、指定管理者制度を導入する場合にも、地域組織と管理受託者が共働して管理運営できる仕組みを検討している。

C 2011年度は園内工事に入るため、園内での試行活動は一旦休止すると聞いている。これまでの試行活動で盛り上がりつつある地元の方々の機運を開園後の活動につなげていくためには、工事期間中においても、地元の人たちが公園と関わっていく機会を設けていくことが望ましいと考えるが、来年度の工事期間中、さらに開園後、地元住民との関係づくりはどのようにしていこうとお考えか。

[回答]

  • 工事期間中も、地域住民に果樹の管理や草刈りなどの予定地維持管理に関わってもらうとともに、開園に向け、勉強会や意見交換会を行っていく。
  • 開園後の魅力あるプログラムやイベントの展開のため、地域住民の参画は不可欠であり、地域組織との良好な共働関係の構築に努める。

D かなたけの里公園を活かして、より幅広い視点から各種施策を講じて、地域のまちづくりや振興・活性化を図っていくことが必要と考える。
  金武・吉武地域は、本市有数の農業地域であり、農家の手によって営々と維持されてきた農村空間は、市民全体の財産でもある。
  この環境を将来にわたり、持続・活性化していくためには、そこに住み、この環境を守り育んでいる人々が、安心して暮らし続けられる環境をつくることが肝要。
  農業地域の振興の面からは、地域内の多くの農地について、ほ場整備等の農業基盤整備が行われてきており、一定の成果を上げつつある。
  一方、そこに暮らす人たちの生活環境に目を向けると、人口減少や高齢化などにより地域コミュニティの維持の問題をはじめ、バス路線の維持など生活交通の問題も顕在化してきている。
  まちづくりという立場から、住民の暮らしに関係の深い施策を担っている住宅都市局においては、かなたけの里公園を活かし、あるいは、かなたけの里公園以外にも様々な施策を実施し、地域の維持・活性化につながるまちづくりに取り組んでいくべきと考えるが所見を問う。

[回答]

  • 金武・吉武地域では、土地区画整理事業による自然環境や営農環境に配慮したまちづくりに対し、指導や助言を行っている。
  • バス路線の休廃止に伴い、金武校区の一部に「公共交通空白地」が生じるおそれがあったことから、地域と市で構成する協議会を設置し、新たな公共交通空白地が生じないよう取り組んでいる。
  • 地域の維持・活性化につながるまちづくりについて、かなたけの里公園づくりと併せ、積極的に取り組んでいく。

2.「学校給食センター再整備事業」、「特別支援教育の推進」、「少人数学級の拡大と少人数指導の推進」、「スクールソーシャルワーカー活用事業」の4点から「学校教育の充実」について尋ねました。

@ 2011年度教育関連一般予算が、527億3,854万9千円と前年度比3.5%、18億円余の増額となっているが、その主な内容は何か。

[回答]

教育予算において、増となりました主な内容については、

  • 学校耐震化や校舎増築、校舎の内外壁改修などの推進経費といたしまして、16億
    円の増、
  • 小中学校の外国語教育の充実経費といたしまして、1億4千万円の増、
  • 美術館や博物館のリニューアルに要する経費などのミュージアム施策の推進経費
    といたしまして、1億2千万円の増 などとなっている。

 まず始めに,学校給食センター再整備事業について尋ねる。

 学校給食センターの再整備にあたっては、効率性を最優先したPFI方式とし給食調理を民間委託で行うことの問題性、センターの大規模化、特別支援学校の給食の在り方など数々の問題点を挙げ、食育基本法の理念からもかい離したものであることを指摘してきた。しかし、先の2月議会において、第1給食センターの整備計画検討報告が行われた。そこで、

A 2011年度における第1給食センター整備に係る予算案の額及びその内訳について尋ねる。

[回答]

  • 第1給食センター整備に係る予算案の額及びその内訳については、予算額は、
    2,078万円余であり、内訳は、事業者選定準備などのアドバイザリー業務委託に係る費用として1,816万円余、市民説明会開催等に係る費用として154万円、「第1センター整備計画検討委員会」や「審査委員会」の開催等に係る費用として108万円余となっている。

B 第1給食センター事業のスケジュールはどうなっているか。

[回答]

  • 第1給食センターのスケジュールについては、平成26年度稼働を目指して、平成23年度に、保護者を中心とした市民説明会と用地取得準備及び事業者選定準備を、平成24年度に、用地取得を行い、事業者選定のうえ、設計・施工に着手し、平成25年度中に完成を予定している。

C 第1給食センターの整備手法をPFI方式としているが、従来方式とした場合の事業費はそれぞれいくらで、縮減効果はどれだけあるのか。

[回答]

  • 従来方式とPFI方式における事業費、及びPFI方式の事業費縮減効果は、設計・施工及び15年間の維持管理・運営期間を含む合計17年間の総事業費として、従来方式は、145億6千万円、また、PFI方式は、資金調達の方法によって、135億4千万円から138億円の間と試算している。縮減効果は、10億2千万円から7億6千万円となっている。

D 今後のスケジュールには、市民説明会とあるが、広く市民の要望する学習会にも出向かれるのか、またそこで出された意見はどう反映されていくのか。

[回答]

  • 市民説明会については、再整備を進めるにあたって、整備内容などについて、保護者を中心に市民の方々から希望が寄せられれば学習会等にも出向き、説明をしたいと考えている。また、寄せられる意見については、今後の第1センター整備の具体化にあたって参考とさせていただきたいと考えている。

E 知的障がい特別支援学校については、再整備の機会を捉えて子どもたちの発達に沿っ た給食を提供するために、自校方式ですべきと意見を述べてきたが、本整備計画では、第1センターで5校一斉に行うとしている。あまりに唐突な計画で驚きを隠せないが、どういう経過でそうなったのか。

[回答]

  • 知的障がい特別支援学校については、噛み砕き等が困難な一部の生徒の給食について、学校現場において細かく刻むなどの二次的な加工調理がなされている実態がある。
  • こうした状況は、衛生管理や学校現場の負担軽減の観点からも早急に改善する必要があることから、第1センターでは特別支援学校に対応した給食を提供するため、保護者との意見交換を実施し、5校一斉対応の方向で検討することとしたところである。

Fそれは、特別支援学校の教職員・保護者の総意なのか。

[回答]

  • 特別支援学校PTA連合会理事会において提案し、同連合会の知的障がい特別支援学校5校の保護者10人と学校長2人を代表委員として情報交換を実施したもので、教職員・保護者の総意であると認識している。

G先日の請願審査における口頭陳述で、給食センターの再整備について知らない保護者が多いという事実が明らかにされたが、その状況の中で、この事業を進めていいとお考えか。検討委員会など一部の方たちだけで進められたという感が否めないのだが。

[回答]

  • 再整備について、保護者への周知が足りないのではないかということだが、本事業については、基本構想検討の段階から、保護者や学識経験者及び学校関係者等から構成された外部委員会「学校給食センター再整備基本構想策定委員会」を設置し、公開による議論により検討を進めるとともに、「学校給食センター運営委員会」や「給食運営検討委員会」、更に、「特別支援学校給食等情報交換会」においても意見を伺い、検討内容は市のホームページなどでも公表している。また、市議会にもこれまで検討状況について報告しながら進めてきたところである。さらに、家庭配布の中学校及び特別支援学校献立表においても周知をしたところであり、今後も第1センター整備にあたって、検討状況等について議会への報告をはじめ保護者、学校関係者等への周知を図りながら進めていく。

H 学校給食は、子どもたちをどう育て、子どもたちに何を伝えるのかという教育の一環と考える。学校給食の設置や運営にお金がかかるのは当然。財政が厳しい中で、学校給食にどのようなお金のかけ方をして、どのように運営するのか、学校給食関係者、教職員、保護者のみならず、市民が地域で考えることが大事だと考える。短期間に6800人余り方々から反対の声が上がった学校給食センターの再整備は拙速に進めるべきではない考えるが、所見を問う。

[回答]

  • 給食センターの再整備については、施設設備の老朽化や衛生管理基準の遵守をはじめ、食物アレルギーなど社会的ニーズに対応するため、早急に取り組むぺき課題であると考えており、今後とも保護者を中心として説明を行い、市民の理解を得ながら、第1センター整備を着実に進めていく。どうぞご理解をお顧いします。

3.特別支援教育の推進について。

@ 特別支援教育支援員配置初年度である2008年度、2009年度の配置人数と決算額、及び2010年度、2011年度の配置人数と予算額はいくらか。

[回答]

  • 平成20年度 配置人数 37人 決算額 21,071千円余
  • 平成21年度 配置人数 60人 決算額 39,214千円余
  • 平成22年度 配置人数 75人 予算額 71,609千円
  • 平成23年度 配置人数 96人 予算額 91,382千円

A 2010年度は、幼稚園、高等学校各1校を含む73校75人に支援員が配置されたが、その成果と課題は。

[回答]
○ 配置校へのアンケートの結果
特別支援教育支援員の配置の成果

  • 落ち着いて学習に参加できるようになり、友達とのトラブルが減るなど、学習面、
    生活面において改善が図られた。
  • これまで付き添っていた保護者からは、特別支援教育支援員が配置され、負担が減
    ったという声が上がっている。

課題

  • 支援員の増員
  • 支援内容の継続性の確保

B 2011年度の支援員の要求は何校から、何人上がっているか。

[回答]

  • 135校・園から148人について配置希望を受けている。

C 国は、2011年度の予算編成に、公立小中学校は引き続き34,000人分を、公立幼稚
園は約4,300人に拡充、新たに、公立高等学校に係る措置を約500人分講じるとして
いる。本市においても、幼稚園、高等学校への配置を厚くすべきと考えるが、所見を。

[回答]

  • 特別支援教育支援員の配置については、学校・園から配置希望のあった幼児・児童・
    生徒の中から、緊急度を踏まえ配置しており、平成22年度は、幼稚園、市立高等学
    校についても配置している。
  • 今後とも、障がいの状態等を十分に把握し、幼稚園・私立高等学校も含め、配置を行
    っていく。

D 支援員の処遇について、この間、市の臨時任用だが、2011年度はどうか。

[回答]

  • 平成23年度の特別支援教育支援員の任用形態については、平成22年度に引き続き、
    臨時的任用職員として任用することとしている。

E 支援員が2ヶ月毎の交代で、子どもにとっての影響については、この間、議会でも指
摘してきたが、継続的任用にした場合の支援員96人分の人件費予算額はいくらか。

[回答]

  • 特別支援教育支援員96人を、嘱託員として任用した場合の人件費については、特別
    支援学級に配置している嘱託員の報酬額を基に試算すると、約2億1千5百万円とな
    る。

[池田]
 特別支援教育支援員の地方交付税の算出基準では、小中学校は1人当たり120万円を基準として算出している。一般財源で縛りはないというものの、本市への交付税額は、2億7,120万円となり、理念に沿った使い方をすれば継続的任用も可能だと考える。

F 支援員の配置は、いつからか?

[回答]

  • 平成23年度の特別支援教育支援員の配置については、平成22年度と比べて1週間早い4月下旬から配置を行いたいと考えている。

G学期は学級編成が行われ、子どもが最も不安で落ち着かなくなるのが、4月の始業式。以前にも要望したが、始業式からの配置はできないのか。

[回答]

  • 特別支援教育支援員の配置については、3月まで行われる、就学相談の結果を踏まえる必要がある。このため、採用希望者の募集や選考試験などを行う期間が必要であり、4月下旬となっている。今後とも、採用手続きを迅速化し、早期配置に努めていく。

H現在、策定作業中の、福岡市特別支援教育推進ブラシにも、支援体制の充実を進める方向性が示されている。希望する全ての学校に支援員を配置すべきと考えるが、所見を。

[回答]

  • 特別支援教育支援員の配置については、配置を希望する学校の状況を踏まえ、毎年、配置人数を増員し、障がいのある幼児・児童・生徒の支援体制の充実を図っており、今後とも、必要に応じ、増員を検討していく。

4.小学校の少人教学級の拡大と少人教指導の推進について。

@ 国は、2011年度から、小学校1年生の学級編成の標準を35人とする制度改革を行うとしている。この35入学級の定数措置がなされた場合、本市の教員数の改善の見込みはどうか。

[回答]

  • 現時点では児童数により増減する学級数が確定していないため、明確には回答できないが、国においては小学校1年生の少人数学級実施のための教員定数を措置するに際して、これまで本市では少人数学級の担任に充てていた加配定数の振替を見込んでいることなどから、結果的に、改善は想定しにくい。

A 本市が独自に実施している少人数学級・少人数指導に伴う経費について、2009年度の決算額と、小学校4年生まで拡充した2010年度及び2011年度の予算額はいくらか。

[回答]

小学校の少人数学級及び少人数指導にかかる給与費等は、

  • 平成21年度決算額2億2,649万6千円余
  • 平成22年度最終予算額2億4,533万7千円
  • 平成23年度当初予算額2億9,816万円

B 2011年度から新学習指導要領が本格実施となります。ゆとり教育への批判から学習内容が大幅に増え、教科書のページ数は、全教科平均で24.5%の増加、算数は33.2%、理科は36.7%の増加となっている。「学力の向上」と言いながら、人的措置は非常に遅れているのではないか。小中学校全学年での少人数学級を実施すべきと考えるが、所見を。

[回答]

  • 「新しいふくおかの教育計画」に則り、小中学校9年間について発達段階に応じた教育を推進していくこととしている。
  • 小学校1年生から4年生までは「少人数学級」を、5・6年生には「理科を中心とした一部教科担任制」及び「算数を中心とした少人数指導」、中学校1年生には学校の選択による「少人数学級」を、中学校2・3年生には一定規模の集団で少人数指導などを活用することを基本的な体制として実施し、一定の効果を挙げつつある。
  • 少人数学級の拡大については、この体制の効果をさらに検証するとともに、今後の国における検討の動向に留意していく

C 一部教科担任制はどのような手法で実施しているのか。

[回答]

  • 小学校5・6年生の全学級で、理科などを中心に、担任を持っていない教員や必要に応じて配置する非常勤講師などが授業を行う方法で実施。

D 2010年度、2011年度の一部教科担任制実施のための予算額と非常勤講師の配置人数は何人か。

[回答]

  • 平成22年度非常勤講師35人で、最終予算額9,999万9千円
  • 平成23年度非常勤講師39人の予定で、当初予算額1億1,906万4千円

E この間、理科支援員や、一部教科担任制など本市の取り組みは評価するものの、日々の学習で成果を上げるためには、補助教員等の利用でなく、単独の専科教員の配置をすべきと考えるが、所見を。

[回答]

  • 小中学校における教育は、基本的には県費負担教職員制度の下で運営しており、本市では、学級担任を持たない教員を工夫活用して、少人数学級をはじめ、一部教科担任制や少人数指導を実施し、一定の成果を挙げつつあるところ。今後とも、多様な授業形態が可能となるよう、現行制度下での工夫活用を行い、児童の学力向上を図っていく。

[池田]

 学校現場からは、子どもたちの学力保障のために、より細かな少人数指導をしたい時に補助教員がいないという声も聞かれる。多様な授業形態が可能となるように、単独の専科教員の配置を要望しておく。

5.スクールソーシャルワーカー(SSW)活用事秦について。

@ SSW活用事業に伴う2008年度の決算額と県の委託金額,2009年度の決算額と国の補助金額はそれぞれいくらか。また,2010年、2011年度の予算額と国の補助金額はいくらか?

[回答]

  • 平成20年度決算額9,151千円 県の委託金額8,359千円
  • 平成21年度決算額18,848千円 国の補助金額5,640千円
  • 平成22年度予算額26,677千円 国の補助金額8,873千円
  • 平成23年度予算額35,425千円 国の補助金額11,770千円

A SSWが配置されて3年が経過するが、その成果と課題は。

[回答]

  • 成果は、小・中学校の連携、学校・家庭・地域・福祉機関等の連絡調整等の支援活動により、子どもたちの家庭環境の改善、不登校児童生徒の減少につながった。課題は、配置校区以外の学校相談はアドバイス的な対応しかできないことである。

B 現在、6人のSSWが配置されているが、それぞれの担当ブロックでの相談件数と介入件数は何件か。

[回答]

平成22年4月〜平成22年12月末まで

 (ア)多々良中央中校区 相談件数 48件 介入件数 41件(内数)
 (イ)田隈中校区 相談件数 194件 介入件数 54件(内数)
 (ウ)友泉校区 相談件数 79件 介入件数 24件(内数)
 (エ)西陵中校区 相談件数 134件 介入件数 36件(内数)
 (オ)席田中校区 相談件数 97件 介入件数 15件(内数)
 (カ)日佐中校区 相談件数 84件 介入件数 20件(内数)

C そのうち、来年度も継続的なかかわりが必要と思われるケースは、どれくらいか。

[回答]

  • 来年度も継続的なかかわりが必要と思われるケースは、170件程度である。

D 当初、SSWはおおむね3年をめどに配置すると聞いていたが、来年度の配置計画はどうなっているのか。

[回答]

  • 平成23年度については、3年配置校区の見直しや新規配置校区の決定など中学校区の状況を踏まえて、適切に配置できるよう現在検討している。

E 継続的なケースを含め、現在の配置校区は、課題が解決できたわけではない。継続した取り組みが必要と考えるが、所見を。

[回答]

  • 学校・家庭・地域・関係機関との連携による支援体制を構築すると共に、スクールソーシャルワーカーの手法を学ぶ研修会を取り入れ教職員のスキルアップを図り、継続的な取り組みが行われるよう努める。

F 配置校以外でも、SSWへの相談や介入を必要とする学校があるが、どう対応しているのか。

[回答]

  • 校区以外の相談は、他の関係機関と連携しながら対応しており、内容によっては担当指導主事とスクールソーシャルワーカーが学校訪問をして相談を受けている。

G 2011年度は、2人増員とのことだが、教育・福祉の連携が言われる中、SSWの増員は学校・地域においても喫緊の課題。各行政区3人ずつの配置を要望するものだが、所見を。

[回答]

  • スクールソーシャルワーカーは学校・家庭・地域から情報収集を行い、関係機関と連携するなど福祉的な観点で働きかけ問題解決に大きな成果を上げている。
  • スクールソーシャルワーカーの増員については、これまでの活動の効果や状況を踏まえ総合的に検討していく。

H 市長就任後初めての予算編成にあたり、少人数学級や教育環境の整備など、子どもたちの教育の権利を保障するために、高島市長は、どのような姿勢で臨まれるのか、決意のほどを伺う。

[市長答弁]

  • 福岡市が「アジアのリーダー都市」をめざしていくには、将来を担う、知・徳・体のバランスのとれた子どもの育成や、教育環境の整備などはたいへん重要であると思っている。
  • このため、平成23年度は、外国語教育をはじめとする学力の向上や不登校ひきこもり対策及び特別支援教育の充実、相手をいたわり思いやる心の素地を育成するユニバーサル教育の実施などに重点的に取り組んでいくとともに、学校施設の耐震化や老朽校舎の大規模改造、防犯カメラの整備など児童生徒が安心して学習できる良好な教育環境の整備などを行っていく。
  • 今後とも、教育委員会の意見を聞きながら、教育予算の充実に努めていく

 


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┗ 2008年度の議会活動
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